2020-01-01から1年間の記事一覧
2002年4月26日 ベルリン州立歌劇場(フェストターゲ)『ワーグナー・チクルスⅡ』ワーグナー トリスタンとイゾルデ指揮 ダニエル・バレンボイム演出 ハリー・クプファールネ・パーペ(マルケ王)、クリスティアン・フランツ(トリスタン)、デボラ・ポ…
ベルリン三日目。前日の夜にコンサートでコンツェルトハウスを訪れたが、この付近の昼間の写真を是非撮っておきたくて、もう一度やって来た。ここの広場及び界隈は「ジャンダルメンマルクト」と呼ばれ、風格のあるコンツェルトハウスを挟み、向かい合って対…
2002年4月25日 シュターツカペレ・ベルリン コンツェルトハウス『ブラームス・チクルス パートⅡ』指揮 ダニエル・バレンボイムブラームス 交響曲第3番、交響曲第1番 3月24日の「さまよえるオランダ人」を皮切りにスタートした、およそ1か月に及…
ベルリン二日目。ベルリンのランドマークの一つ、カイザーヴィルヘルム記念教会。 第二次世界大戦での空爆によって建物が一部損壊したが、そのまま保存され、旧教会として今も戦争の傷痕を後世に伝えている。 その真横に新教会と鐘楼が建てられた。そのこと…
コンサートが無い日常に慣れつつある今日この頃。以前なら、国内、外来のコンサート情報に目を光らせ、「これは!」と思う公演を見つけ、発売日をすかさずチェックする。狙った獲物は決して逃さない。情報の入手は非常に重要だ。 ところが・・。予定していた…
2002年4月24日 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 フィルハーモニー『クラウディオ・アバド 音楽監督退任記念コンサート』指揮 クラウディオ・アバドワルトラウト・マイヤー(メゾ・ソプラノ)、エレナ・ツィトコーワ(メゾ・ソプラノ)、アナトー…
ベルリン、この時が3度目の訪問である。 えーとね、最初に言っておきますとね、5泊もしたベルリン滞在、観光に関しては特に何事もなく、何のトラブル、ハプニングもなく、とっても順調でした。フツーに観光ポイントを巡って、楽しく過ごしました。 つまん…
旅行出発まであと10日という直前のタイミングで、ようやく待ちに待った準決勝カードが決まった。 第1試合、4月30日がバイヤー・レヴァークーゼン対マンチェスター・ユナイテッド(@レヴァークーゼン)。 そして第2試合、5月1日がレアル・マドリー…
計画段階で、旅行スケジュールを次のとおり組み立てた。 4月24日 ベルリン1(ベルリン・フィル)4月25日 ベルリン2(シュターツカペレ・ベルリン)4月26日 ベルリン3(フェストターゲ「トリスタンとイゾルデ」)4月27日 ベルリン4( 〃 「ニ…
ヨーロッパ最高峰、というより世界最高峰のサッカー大会、UEFAチャンピオンズリーグ。欧州クラブ覇者の地位と名誉を賭け、その雌雄を決する最終決戦に臨む2チームを決める準決勝。あまりにもスペシャルで魅力的なゲームを観られる千載一遇の好機が到来…
ベルリンが誇る二つの歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ(DOB)とベルリン州立歌劇場が、かつてそれぞれにおける来日公演、つまり日本で、ワーグナー畢生の大作「ニーベルングの指環」四部作の連続チクルス上演を行っている。これらは画期的な出来事だっ…
大昔の旅行のことを書き終え、一区切り付いたところで、ここでいったん現実に立ち返り、今の状況を見渡してみようと思う。 緊急事態宣言が解除となってからおよそ1か月。経済を復活させるため、世間的に日常を元に戻そうとする動きが活発になっている。コロ…
「とにかく、水曜日、出社してからだな。」 日曜日にウィーンから国際電話をかけ、2日の追加の休暇を願い出た時、受話器の向こうで上司はこう言った。 やはり、私のせいで夏季休暇明けに社員が全員揃わず、皆で心機一転のスタートを切ることが出来なかった…
音楽の都ウィーン。憧れの街ウィーン。モーツァルト、シューベルト、ベートーヴェン、マーラー・・偉大なる芸術家たちがここを拠点に据え、活躍したウィーン。昔、彼らは確かにここを闊歩していた。そんな歴史ある石畳の路を歩けば、由緒ある伝統の息遣いが…
旅行もいよいよラスト。ついに、この日が来てしまった・・・。 せっかくの楽しい旅行なのに、密かに憂鬱なことがあった。ずっと心の奥底に気がかりを抱えたまま旅を続けていて、なるべく思い出さないようにしていたが、直面しなければならない日が、ついに訪…
バード・イシュルに到着したが、天気は依然としてどんよりのまま。これだと湖巡りのドライブはお生憎様だ。でも私は、せっかくここに来たのだから、もう少し湖水地方を味わいたい。天気悪くてもいいから出かけたい。ホテルにチェックインし、Oくんに「どう…
8月20日午前11時のウィーン・フィルコンサートを聴き終えた我々は、名残を惜しみつつ、モーツァルト生誕の古都を離れた。この日、本当は午前から、近郊のザルツカンマーグートに点在する美しい湖を車で巡るはずだった。しかしコンサートを入れてしまっ…
1988年8月20日 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(ザルツブルク音楽祭) 祝祭大劇場オネゲル オラトリオ 火刑台上のジャンヌ・ダルク指揮 小澤征爾合唱 ウィーン楽友協会合唱団、ザンクト・フロリアン児童合唱団マルト・ケラー(ジャンヌ・ダルク…
1988年8月19日 オーストリア放送交響楽団(ザルツブルク音楽祭) 祝祭小劇場指揮 ウィトルド・ルトスワフスキアンネ・ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)、クリスティアン・ツィメルマン(ピアノ)ルトスワフスキ 葬送音楽、チェインⅡ、チェインⅢ、ピ…
ザルツブルクに到着。さっそく市内へ繰り出そう。 実はルツェルンもそうだったのだが、ここザルツでも、街中のいたる所に、音楽祭に出演する指揮者、ピアニスト、歌手などのポスターやパネルが掲げられていた。公演会場付近だけでなく、普通の何気ないお店の…
本日の行き先はザルツブルク。ブレゲンツから300キロを超えるドライブとなる。考えられるルートは2通り。インスブルックを経由するオーストリア国内ルート、もう一つはミュンヘンを経由するドイツルートだ。 どちらのルートがベターなのか分からなかった…
1988年8月18日 ブレゲンツ音楽祭 湖上特設会場オッフェンバック ホフマン物語指揮 ヴォルフガング・ロット演出 ジェローム・サヴァリー管弦楽 ウィーン交響楽団アレクサンドル・ジョニッツァ(ホフマン)、マルティナ・ボースト(ニクラウス)、ジェ…
我々は次の目的地、ブレゲンツへと車を走らせた。ボーデン湖のほとり、スイスやドイツとの国境に近いオーストリア西端の街。 今回の旅行でこの街を滞在地の一つに決めたということは、それはもう100%、ブレゲンツ音楽祭が念頭にあって、湖上オペラを鑑賞…
1988年8月17日 スイス祝祭管弦楽団(ルツェルン音楽祭) クンストホール指揮 ウラディーミル・アシュケナージマレイ・ペライア(ピアノ)ハイドン 交響曲第88番シューマン ピアノ協奏曲ラヴェル 組曲「マ・メール・ロワ」ストラヴィンスキー 組曲「…
ルツェルン二日目。この日、私の方からOくんに「それぞれ別行動にしよう」と提案した。 もしかしたら、ここまでずっと一緒の行動で、少し遠慮や窮屈といったものが生じているかもしれない。Oくんは決して口に出さないが、もし彼にそうした気持ちが内心に芽…
あっという間にグリンデルワルトを離れることとなったこの日の朝。ホテルをチェックアウトし、我々はレンタカーオフィスを訪ねた。既に日本から代理店を通じて予約を入れてある。 レンタル期間は一週間。返却場所はウィーン国際空港。ここからは電車ではなく…
初めてのヨーロッパ。経験がなかったゆえ、いろいろと珍しいと思ったこと、「へえー」と思ったこと、あるいは戸惑うことが多々あった。面白い発見だった。 ・夜の8時くらいまではぜんぜん明るく、9時くらいでようやく日が暮れていくみたいな感じ。夏のヨー…
さて、ここからいよいよ観光のスナップ写真(このためにわざわざアルバムから取り出し、デジタルスキャンした)を挿入していくが、何ぶんにも30年前に撮ったフィルム写真だ。鮮やかだった色は、経年劣化で少し褪せている。残念だが仕方がないし、ご勘弁い…
いきなり暗雲が立ち込めた。LOTポーランド航空は定刻どおり順調に成田を出発したのだが、最初の経由地ワルシャワ国際空港で躓いた。乗継ぎのフランクフルト便に遅延が発生したのだ。新たな出発時間がなかなか定まらず、空港ロビーでじっと待たされる。よ…
新たな問題が発生した。ポーランド航空の当初の往路スケジュールは、成田からワルシャワ経由のチューリッヒ行きで、出発日と同日の夕方にスイスに到着する予定だった。ところが、接続便であるワルシャワ発チューリッヒ行きの飛行機がキャンセルになってしま…