2023-01-01から1年間の記事一覧
2023年12月25日 シエナ・ウインド・オーケストラ 文京シビックホール指揮 佐渡裕レスピーギ ローマの祭音楽のおもちゃ箱 佐渡裕のトークと音楽レスピーギ ローマの噴水、ローマの松 プロ吹奏楽団シエナ・ウインド・オーケストラの公演に行くのは初め…
2023年12月21日 青木尚佳 ヴァイオリン・リサイタル 紀尾井ホール《紀尾井レジデント・シリーズⅢ-第1回》イザイ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲(第1番~第6番) 本公演に行こうと思ったきっかけは、何を隠そう青木さんではなく、ヒラリー・ハ…
2023年12月17日 東京交響楽団 ミューザ川崎シンフォニーホール指揮 ユベール・スダーンシューマン 交響曲第1番 春(マーラー編曲版)ブラームス ピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク編曲版) 2年ぶりのスダーン先生。2年前と言えば・・・コロナ…
2023年12月16日 NHK交響楽団 A定期演奏会 第2000回 NHKホール指揮 ファビオ・ルイージ合唱 新国立劇場合唱団、NHK東京児童合唱団ジャックリン・ワーグナー(ソプラノ)、ヴァレンティーナ・フォルカシュ(ソプラノ)、三宅理恵(ソプ…
N響の記念すべき定期演奏会第2000回公演が、いよいよ迫ってきた。今から37年も昔の1986年、第1000回記念公演を聴いた人間としては、感慨深いものがある。そもそもマーラーの交響曲第8番を生で鑑賞するのは、いつだってどんな時だってスペシ…
12月10日夜から11日にかけてNHKのBSP/BS4Kで放映された、ヴェルディ「マクベス」上演ライブ(2023年ザルツブルク音楽祭プロダクション)を見た。 現代演出の急先鋒ヴァルリコフスキによる演出は難解で、かなり厄介だったが、そうした演…
2023年12月10日 二期会 東京芸術劇場《上岡敏之✕東京二期会プロジェクトⅠ》指揮 上岡敏之管弦楽 読売日本交響楽団合唱 二期会合唱団盛田麻央(ソプラノ)、富岡明子(メゾ・ソプラノ)、松原友(テノール)、ジョン・ハオ(バス)ストラヴィンスキー…
2023年12月7日 東京都交響楽団 東京文化会館指揮 大野和士ニコライ・ルガンスキー(ピアノ)レーガー ベックリンによる4つの音詩ラフマニノフ ピアノ協奏曲第1番シューマン 交響曲第4番 「レーガー&ラフマニノフ生誕150年記念」と銘打たれた公…
体調不良によりN響客演のための10月の来日をキャンセルした、ヘルベルト・ブロムシュテット。N響を通じて、「2024年の来日を楽しみにしている」との本人コメントが発表されたが、いかんせん高齢なので心配ではある。一部には「さすがにもう厳しいの…
2023年12月2日 ヴィキングル・オラフソン ピアノ・リサイタル サントリーホールバッハ ゴルトベルク変奏曲 聴き終えて、思った。これは人生であると。主題からスタートし、緩急静動の変奏は、まさに人の営みと成長。起承転結、歩み、立ち止まり、喜び…
来日したベルリン・フィルの東京公演では、2人のコンサート・マスターが2つのプログラムを分け合った。ヴァイオリン・ソロが大活躍する「英雄の生涯」のプログラムでは、樫本大進が担当。これは、日本のファンに向けたサービスの一面も、きっと含まれてい…
2023年11月26日 レザール・フロリサン 東京オペラシティコンサートホール指揮 ウィリアム・クリスティ管弦楽&合唱 レザール・フロリサンバッハ ヨハネ受難曲バスティアン・ライモンディ(テノール・エヴァンゲリスト)、アレックス・ローゼン(バス…
2023年11月25日 NHK交響楽団 A定期演奏会 NHKホール指揮 平石章人(A)、湯川紘惠(B)スヴィリドフ 小三部作(A)プロコフィエフ 歌劇「戦争と平和」より ワルツ(A)ルビンシテイン 歌劇「悪魔」より 少女たちの踊り(A)グリンカ 歌…
2023年11月24日 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サントリーホール指揮 キリル・ペトレンコモーツァルト 交響曲第29番ベルク オーケストラのための3つの小品ブラームス 交響曲第4番 今回の来日公演、2つのプログラムの中に、レーガー、シュ…
2023年11月22日 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 サントリーホール指揮 アンドリス・ネルソンスワーグナー トリスタンとイゾルデ 前奏曲と愛の死ブルックナー 交響曲第9番 「良い意味で」とあえて最初に断っておくが、ゲヴァントハウス管は…
2023年11月20日 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サントリーホール指揮 キリル・ペトレンコレーガー モーツァルトの主題による変奏曲とフーガR・シュトラウス 英雄の生涯 ベルリン・フィルの演奏は、聴いた人間を骨抜きにし、同時に語彙力を奪…
2023年11月19日 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 サントリーホール指揮 トゥガン・ソヒエフR・シュトラウス ツァラトゥストラはかく語りきドヴォルザーク 交響曲第8番 演奏を聴きながら、私は前回14日の公演で感じ取ってしまった引っ掛かり…
2023年11月18日 新国立劇場ヴェルディ シモン・ボッカネグラ指揮 大野和士演出 ピエール・オーディ管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団ロベルト・フロンターリ(シモン・ボッカネグラ)、イリーナ・ルング(アメーリア)、リッカルド・ザネッラート…
NHK交響楽団は、11月25日、26日に行われる予定の定期演奏会Aプログラムで振る予定だった指揮者の変更を発表した。本当は御大ウラディーミル・フェドセーエフが指揮をするはずだった。だが、病気により来日不能となってしまった。代替として、N響…
昨日に行われたサッカーや野球の日本代表のことではありません。 「DAZN」。入会契約をずっとためらい、AFCアジア・チャンピオンズリーグ決勝の浦和戦を観たくて加入したが、その後すぐに退会しようと思っていたスポーツ専門Net.ch。結局退会せず、今…
2023年11月14日 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 サントリーホール指揮 トゥガン・ソヒエフラン・ラン(ピアノ)サン・サーンス ピアノ協奏曲第2番プロコフィエフ 交響曲第5番 コンセルトヘボウ管の公演を聴き終え、こうして今、ウィーン・フ…
今年の5月にドイツに行った後に、いかにもドイツと感じた「あるある」について紹介記事を書いた。 ドイツ「あるある」 - クラシック、オペラの粋を極める! (hatenablog.com) 今度はイタリアについて書いてみよう。個人的主観も多く含まれているので、あし…
2023年11月9日 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 文京シビックホール指揮 ファビオ・ルイージビゼー 交響曲第1番(交響曲ハ長調)ドヴォルザーク 交響曲第9番 新世界より 本公演は、自分にとって、もしかしたらエポックメイキング的なものとなっ…
静岡にゆかりがある伝説の歌手、三浦環を記念して創設された静岡国際オペラコンクール。第9回目の開催となった今年、11月5日に本選の結果が発表され、表彰の対象である第1位から第3位を韓国人歌手が独占し、話題になったという。ここで言う「話題」に…
2023年11月5日 ボローニャ市立歌劇場 東京文化会館ベッリーニ ノルマ指揮 ファブリツィオ・マリア・カルミナーティ演出 ステファニア・ボンファデッリフランチェスカ・ドット(ノルマ)、ラモン・ヴァルガス(ポリオーネ)、脇園彩(アダルジーザ)、…
2023年10月28日 チューリッヒ歌劇場プッチーニ つばめ指揮 マルコ・アルミリアート演出 クリストフ・ロイエルモネラ・ヤオ(マグダ)、サンドラ・ハマオウィ(リゼット)、バンジャマン・ベルネーム(ルッジェーロ)、ファン・フランシスコ・ガテル…
今回の旅行の行き先は「ずばり、イタリア」だったので、当初「スカラ座でオペラを観納めて、帰国」という計画を描いていた。ところが、調べてみたら、翌日、チューリッヒでプッチーニの「つばめ」をやっていることが判明。ミラノからチューリッヒは乗換なし…
2023年10月27日 ミラノ・スカラ座ブリテン ピーター・グライムズ指揮 シモーネ・ヤング演出 ロバート・カーセンブランドン・ジョヴァノビッチ(ピーター・グライムズ)、ニコル・カー(エレン)、オラフール・シグルダルソン(バルストロード)、ナ…
今月に予定されていたイスラエル・フィルの来日公演が中止になった。主催者が正式に発表した。 今回の公演では、ピアノの小林愛実、ヴァイオリンの庄司紗矢香といった実力と人気を兼ね備えた日本人奏者がソリストに迎えられていたので、楽しみにしていたファ…
ヴィツェンツァ二日目。天気、晴れ。この日はミラノに向かうことになっているが、その出発時間を午後に回し、午前いっぱいをこの由緒ある歴史的な街の観光に充てた。前日は到着してから、ほとんど観光をしていなかったのだ。 街の中心地であるシニョーリ広場…