作曲家、アーティスト
英国のソプラノ歌手フェリシティ・ロットが亡くなったというニュースが入ってきた。ほんの数日前、本人は末期がんによる療養を公表したばかりだった。ということは、公表の時点で余命いくばくという段階だったのだろうと慮る。 グルベローヴァのように、何度…
パリ国立オペラ座が、空席となっていた音楽監督のポストについて、セミョン・ビシュコフが就任すると正式発表した。任期は2028年8月からスタートで、まずは先行して座付オーケストラの常任指揮者となり、活動を開始していくという。 「なるほどそうか、…
流行りのAI(ChatGPT)にズバリ尋ねてみた。「現役(存命)で国際的に第一線で活躍している世界のトップ指揮者を10人挙げてみて」 回答として出してきた名前は以下のとおりであった。リッカルド・ムーティ、ダニエル・バレンボイム、サイモン・ラトル、…
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団は、首席指揮者クラウス・マケラの今シーズン(25-26シーズン)限りでの退任を発表した。契約の任期を1年残しての退任だという。マケラはパリ管の首席指揮者の契約も更新せず、26-27シーズンをもって退任する。…
先日の新日本フィル公演で聴いたバーンスタインの交響曲第3番「カディッシュ」は、演奏もさることながら、曲そのものにも十分に魅せられた。改めて、実に素晴らしい作品だと再認識した。 クラシック鑑賞の愛好家である自分にとって、バーンスタインは「指揮…
NHK交響楽団が新しいコンサートマスター就任を発表した。長原幸太氏である。2025年4月からスタートとのことだが、先立つ形で挨拶代わりに先日のB定期演奏会(1月30日、31日 @サントリーホール)でコンマスとしてステージに立ち、オーケストラ…
先日、日本を代表する指揮者の一人であった秋山和慶氏がお亡くなりになった。謹んでお悔やみ申し上げたい。 驚きだった。最初は引退というニュースだったのだ。転倒による怪我(頸髄損傷)と報じられていた。引退は残念だけれども、怪我だというのなら、命に…
私が最初に井上道義氏が指揮をした公演に足を運んだのは、1984年10月、新日本フィル。大学2年生だったなあ・・。あん時ゃ若かった。確かこの前年に、井上さんは当時の新日本フィルの音楽監督に就任している。そしてその翌シーズンの1984年、私は…
少し前の話だが、東京交響楽団が次の音楽監督として、スイス出身のロレンツォ・ヴィオッティ氏を迎えると発表した。10年にわたって音楽監督を続けてきたジョナサン・ノットの後任となる。任期は、とりあえず2026年4月から3年間。 2つの意味で、「へ…
日本人指揮者界のホープ、山田和樹さんに関するビッグ・ニュースが立て続けに入ってきている。 まず、来シーズン(2024-25年)のベルリン・フィルの定期演奏会に客演指揮者として招聘されたというニュース。つまり、ベルリン・フィル・デビューだ。時…
ずっと連日旅行記を書いてきたが、その間にクラシック関連でいくつかニュースがあった。全然触れることができなかったので、振り返ってまとめてコメントしてみたい。 まず、残念な一件として、マウリツィオ・ポリーニの死去。間違いなく不世出であり、孤高の…
小澤征爾氏が指揮した公演に、私はこれまでに計33回足を運んだ。 一番最初は、1980年12月。新日本フィルの第9だった。いわゆる年末第9。私は当時高校生で、自ら行ったというより、友人に誘われて、というものだった。随分と大昔の公演だが、身体を…
ピアニストの藤田真央さんが、昨日の1月12日、NHKの朝の情報番組「あさイチ」に生出演したとのことで、あとから同局の配信サービス「NHK+」で見逃し視聴した。 別に、彼自身について特段の関心があったわけではなく、単なるお茶の間バラエティ番組…
12月10日夜から11日にかけてNHKのBSP/BS4Kで放映された、ヴェルディ「マクベス」上演ライブ(2023年ザルツブルク音楽祭プロダクション)を見た。 現代演出の急先鋒ヴァルリコフスキによる演出は難解で、かなり厄介だったが、そうした演…
体調不良によりN響客演のための10月の来日をキャンセルした、ヘルベルト・ブロムシュテット。N響を通じて、「2024年の来日を楽しみにしている」との本人コメントが発表されたが、いかんせん高齢なので心配ではある。一部には「さすがにもう厳しいの…
来日したベルリン・フィルの東京公演では、2人のコンサート・マスターが2つのプログラムを分け合った。ヴァイオリン・ソロが大活躍する「英雄の生涯」のプログラムでは、樫本大進が担当。これは、日本のファンに向けたサービスの一面も、きっと含まれてい…
バレンボイムの辞任によって空席となっていたベルリン州立歌劇場の音楽総監督のポストが決まった。クリスティアン・ティーレマンとのことだ。劇場の公式ウェブサイトで発表されているので、正式決定。同サイトには、ティーレマン本人のコメント、前監督バレ…
健康状態を理由に引退を表明したステファン・グールド。突然の残念な発表に対し、私は以前のブログ記事にて「健康状態の回復に努めていただき、もし万が一、従前の体調を取り戻し、気力が萎えていなかったら、是非舞台に戻ってきてください」と書いた。 その…
アメリカのテノール歌手、というより、世界的なヘルデン・テノール、ステファン・グールドが引退を表明したらしい。彼のエージェントが発表し、それによると、健康状態が理由であるという。 これは残念なニュースである。確かに、彼はこの夏のバイロイト音楽…
飯守泰次郎さんがお亡くなりになられた。ご冥福をお祈りしたい。間違いなく日本の楽壇の一翼を担っていた巨匠。根強いファンも多かったので、今回の訃報は各方面に驚きと悲嘆と惜別の念をもたらしたことだろう。まだ現役の最中で、特に東京シティ・フィルハ…
生誕150周年のラフマニノフ。記念年ということで、今年は彼の作品がプログラムに入っているコンサートがやたらと目立つ。演奏を予定しているピアニストにとって、気合が入る年かもしれない。反田恭平、藤田真央、牛田智大、阪田知樹といった人気・実力の…
巨匠演奏家たち、我ら愛好家が崇拝する神々が、健康不安に見舞われている。バレンボイムがベルリン州立歌劇場のGMD(音楽総監督)の職を辞する発表に関する記事をつい先日書いたばかりだが、今度は、マルタ・アルゲリッチが今後の活動をキャンセル。その…
バレンボイムがベルリン州立歌劇場のGMD(音楽総監督)の職を辞するという発表が報じられた。年末年始にベルリン・シュターツカペレと第九を演奏し、また、つい先日のベルリン・フィル公演でも指揮を担い、協奏曲のソロを務めたアルゲリッチとはアンコー…
病気療養のため、当分の間音楽活動を休止すると宣言したバレンボイム。日本のクラシックファンにとっては、さしずめ12月に予定されているシュターツカペレ・ベルリンとの来日公演がいったいどうなるのかが最大の関心事であったが、このたびC・ティーレマ…
95歳の奇跡の指揮者、ブロムシュテット。11年前、私はこのブログで彼に関する記事を書いている。 https://sanji0513.hatenablog.com/entry/29474448 いやー、改めて読み返してみると、生意気にエラそうなこと書いて、我ながらホント恥ずかしい。 『どれ…
都響を振るため、ただいま来日中のクラウス・マケラ。若干26歳のフィンランド出身の若手指揮者に、今、全世界から注目が集まっている。今月、2027年シーズンから名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に就任することが発表されたのだ。 …
別府アルゲリッチ音楽祭が無事開幕し、3年ぶりにアルゲリッチのピアノ演奏が大分の地で鳴り響いたようだ。その前に、既に東京公演と水戸公演も先行で開催されていて、シューマンのピアノ協奏曲を披露している。私はこれらには行かなかったが、すっかり聴衆…
マルタ・アルゲリッチ様が5月に3年ぶりに帰ってくる。コロナの影響で一昨年、昨年と来日が叶わなかったが、また日本のステージに登場し、演奏を聴かせてくれる。嬉しいニュースだ。 3月12日に東京公演と別府の音楽祭のチケットが発売され、これをなんと…
ロシアの指揮者T・ソヒエフが、ロシアのボリショイ劇場の音楽監督と、西側諸国内での拠点であるトゥールーズ・キャピトル管弦楽団の音楽監督の両方のポストを同時に辞任した。梶本音楽事務所が発表した彼の声明を読んだが、これは辛い。 https://www.kajimo…
世界が一斉に反ロシアの声を上げる中、ロシア人音楽家に対する逆風も当然のごとく吹き荒れている。 特に、ゲルギエフ。相当ヤバい。 ウィーン・フィルNY公演から急遽降板させられたと思ったら、その後、ミュンヘン・フィル、ロッテルダム・フィル、ヴェル…