クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

2010/3/28 ミュンヘンフィル1

2010年3月28日 ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団 横浜みなとみらいホール 指揮 クリスティアン・ティーレマン ブルックナー 交響曲第8番(ハース版) これ以上ない濃密な時間だった。 「誇張がかった豪壮なブルックナーになるのでは?」と事前に…

解読 新国立 神々の黄昏

「ギービッヒ家とはいかなる連中なのか」-今回の黄昏解読のポイントはこれだ。 手がかりはやや歪んだ羊の写真(イメージ)。そして、ギービッヒ家の場面に移る前に映し出された「動物の心臓の鼓動」と、そこに「3本の注射針」が注入される映像である。 い…

2010/3/27 新国立 神々の黄昏

2010年3月27日 新国立劇場 ワーグナー 楽劇ニーベルングの指環より第3夜「神々の黄昏」 指揮 ダン・エッティンガー 演出 キース・ウォーナー クリスティアン・フランツ(ジークフリート)、イレーネ・テオリン(ブリュンヒルデ)、島村武男(アルベ…

ティーレマン

いよいよティーレマン&ミュンヘンフィルの公演が迫った。とても楽しみだ。 ティーレマンは、ドイツ・オーストリア系の楽界において、既に栄光の道を堂々と歩み、‘若き帝王’としての地位を確保している。記事、報道や噂などによれば、そのカリスマ性は「カラ…

指環の思い出6

バイエルン州立歌劇場のリング鑑賞の旅パート3。2002年11月、ジークフリート。 ミュンヘン・リングは、演出家の交替によって完全に糸が切れた凧になってしまった。 演出家D・オールデンのコンセプトはこうだ。(と思った) 「ジークフリートは大人に…

2010/3/21 ノルウェー室内管弦楽団

2010年3月21日 レイフ・オヴェ・アンスネス&ノルウェー室内管弦楽団 オペラシティホール レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ) モーツァルト 交響曲第35番 ハフナー モーツァルト ピアノ協奏曲第23番 グリーグ ホルベルグ組曲 モーツァルト ピ…

指環の思い出5

バイエルン州立歌劇場のリング鑑賞の旅パート2。 ラインゴールドを舞台に乗せたところで急逝してしまった演出家。かろうじて次のワルキューレは故人の構想原案が残されていたことから、これを具現化するための演出家を臨時に招聘。劇場はどうにか上演にまで…

2010/3/12 新日本フィル

最近仕事が忙しくてきつく、全然ゆとりがない。昨日も休日出勤で、残念ながらラザレフ&日フィルの公演を断念せざるを得なかった。(もちろんチケットを買ってあった。) 金曜日も本当は仕事が溜まっていたのだが、とりあえず放り投げてトリフォニーホールに…

指環の思い出4

ニーベルングの指環4部作のチクルス上演を体験できる機会は滅多にない。 日本における上演史では、完全なるオペラによって上演された物(※)で、国内だと二期会が二十年をかけて行ったシリーズと新国立劇場。外来だとベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン州…

2010/3/6 ウィーン放送交響楽団

2010年3月6日 ウィーン放送交響楽団 オペラシティホール 指揮 ベルトラン・ド・ビリー グザヴィエ・ド・メストレ(ハープ) ファリャ 三角帽子より第2組曲 ロドリーゴ アランフェス協奏曲(ハープ版) ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲 ドビュッシ…

指環の思い出3

社会人二年目。自分の所属に新入社員が入ってきて、それまでぺーぺーの新人だった私にかわいい後輩が出来た。 驚いたことに、その後輩君はクラシック音楽ファンだった。しかも半端じゃない。大学の卒業旅行はヨーロッパに行き、ウィーンではムジークフェライ…

指環の思い出2

大学2年生の時だった。 クラシック音楽好きの仲間の一人がとてつもない企画を思いついた。 その名も「クラシック・ヒアリングマラソン」。ジャジャーン! 物好きな連中が集まって、夜通し徹夜でクラシックを聴き続けるという、呆れて物が言えない企画。まあ…