2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧
2017年1月28日 チョン・キョンファ ヴァイオリン・リサイタル サントリーホール バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ 全6曲 シベリウスとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を録音したのは1970年。ブルッフは72年、メンデルスゾ…
私と同世代の飯森さん。私は彼の指揮の下で演奏をしたことがある。 随分と昔の話。 大学時代、管弦楽部に入ってヴァイオリンを演奏していたことは、これまでに何度もこのブログで紹介してきた。アマチュアオケの場合、どこの団体も弦楽器奏者を十分に集める…
昨日、東京交響楽団のコンサートに行った。そこで、演奏中に事故が起こった。 前半のプログラム、シェヘラザードの第一曲中、4台備えたティンパニーのうちの1台の鼓面が割れたのだ。小さい順(高音の順)から2番目の物である。 勢いよく盛り上がっている…
2017年1月20日 日本フィルハーモニー交響楽団 サントリーホール 指揮 ピエタリ・インキネン ブルックナー 交響曲第8番 指揮者の意図が演奏に十分に反映された、まさにインキネンのブル8であった。 情感の露出は控えめにし、荘重なテンポで格調高さ…
今、ロシアのペルミという今まで誰も知らなかった都市から、ものすごい旋風が巻き起こっている。ここの歌劇場の音楽監督に就任し、古楽アンサンブルオーケストラ「ムジカ・エテルナ」を創設したギリシャ人指揮者、テオドール・クルレンツィスがその旋風の中…
国内公演1か月ぶり、今年初のコンサート‘聴き初め’はN響。昨日のCプロ定期演奏会であった。ファリャ、ロドリーゴなど、スペイン色に染まった異国情緒たっぷりの魅力的なプログラムである。 指揮者はスペイン人のファンホ・メナ。配布されたプログラム「フ…
旅行から帰ってきたばかりだったので年末年始は基本的に自宅でゴロゴロしていたが、一日、映画を見に出かけた。「ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿」という映画。ちょうど現地で鑑賞してきたばかりという、ナイスなタイミングである。 伝説の歌手、往年の巨匠、…
2016年12月23日 ミラノ・スカラ座 プッチーニ 蝶々夫人(初演版) 指揮 リッカルド・シャイー 演出 アルヴィス・ヘルマニス マリア・ホセ・シーリ(蝶々夫人)、アンナリサ・ストロッパ(スズキ)、ブライアン・イーメル(ピンカートン)、カルロス…
人が明確な意思と目的を持って行動しようとする時、そこに「意義」というものが発生する。探求、創作、挑戦、実践などの場や過程で、それはよく語られる。 だけどな。 私が思うに、単なる個人的な趣味と嗜好の世界の中では、「意義」なんてめんどくせー物は…
ベルリンで起こった痛ましいテロ事件は、またもや西欧を震撼させた。イタリアでもスイスでも、テレビニュースで多くの時間を割いて報道していた。他人事ではないのだろう。(日本とはかなり温度差がある。)特にイタリアでは同国民に犠牲者が出たため、衝撃…