クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2002年 フェストターゲ&UEFAチャンピオンズリーグ準決勝への道2

旅行出発まであと10日という直前のタイミングで、ようやく待ちに待った準決勝カードが決まった。

第1試合、4月30日がバイヤー・レヴァークーゼンマンチェスター・ユナイテッド(@レヴァークーゼン)。

そして第2試合、5月1日がレアル・マドリード対FCバルセロナ(@マドリード)。

ク・・・クッ・・ク・ラ・シ・コ!!!!

ひぇぇぇ~!
まさかこんなすごい試合になるなんて・・・。
全世界が注目するスペイン・ダービー、レアル対バルサの「エル・クラシコ」。サッカーファンなら誰もが観たいと願う垂涎の超ビッグマッチ。
私も「一生に一度でいいからクラシコ観てぇよな」と思っていたが、まさかそれがチャンピオンズリーグ準決勝というステージで実現するとは!!

やっべぇー、鳥肌が立った・・・。


第1試合の方、伏兵レヴァークーゼンがここまで勝ち上がってきたというのは正直驚いたが、名将トップメラー監督が手塩にかけて育てたチームの実力は、決してフロックではない。

チームの精神的支柱は、ドイツ代表でも絶対的な中心選手として活躍するミヒャエル・バラック
それ以外にもFWオリヴァー・ノイヴィル、MFベルント・シュナイダー、DFカルステン・ラメロウは、いずれも日韓ワールドカップ大会に臨むドイツ代表のレギュラー級だ。
更にブラジル代表ルシオ、アルゼンチン代表プラセンテなど、錚々たるメンツが揃っている。
上で「正直驚いた」と書いたが、もしかしたら「至極真っ当な結果」だったのかもしれない。

旅行の移動という観点でも、4月30日の試合開催都市がドイツのレヴァークーゼンになったというのは、ラッキーだった。これで移動が楽になった。ベルリンから鉄道による国内移動で済むからだ。

同じく未定になっていた29日の滞在場所も、これでようやく決めることが出来た。
ボンにした。
旧西ドイツの首都、そして、ベートーヴェンの生誕地である。場所は翌日の試合開催都市レヴァークーゼンにも近い。
その日、ベートーヴェン・オーケストラのコンサートを見つけた。それを聴くこととしよう。

旅行会社から「観戦チケットは無事に確保しました。ホテルで受け取れるようになっています。」という連絡が入った。
また、ベルリン・フィル公演も、フェストターゲのワーグナーのオペラ3本も、チケットはしっかり取れた。
(※18年前のこの頃、既にインターネットのWEBは世界で十分に普及していたが、独自のオンライン予約・決済システムが整っているところはまだ一部に限られていた。ベルリン・フィルもフェストターゲも、チケットの申込みはメールで行った。)

これで準備は万端整った。それではいよいよ出発!
次回からようやく現地での旅行記に入ります。