2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧
クラシック音楽雑誌「モーストリー・クラシック」の今月号の特集は「世界の名歌手格付け」だった。男女ごと、また現役と歴代総合ごとにそれぞれ分けて、偉大な歌手をランキングしてしまおうという企画記事である。評論家やジャーナリストが投票したもので、…
2012年10月28日 東京都交響楽団 作曲家の肖像シリーズ 東京芸術劇場 指揮 エリアフ・インバル 合唱 二期会合唱団、東京少年少女合唱隊 池田香織(メゾソプラノ) マーラー 交響曲第3番 「いやあ、ぶったまげた。腰抜かした。 いったいどこのオーケ…
2012年10月26日 シュターツカペレ・ドレスデン サントリーホール 指揮 クリスティアン・ティーレマン ワーグナー 楽劇トリスタンとイゾルデより前奏曲と愛の死 ブルックナー 交響曲第7番 演奏を聞きながら、あるイメージを浮かべていた。 特にブル…
2012年10月22日 シュターツカペレ・ドレスデン(NHK音楽祭) NHKホール 指揮 クリスティアン・ティーレマン ブラームス 交響曲第3番、第1番 唯我独尊ティーレマン。 絶対的な自信に満ち溢れたブラームス。有無を言わせぬ圧倒的な説得力。会…
2012年10月20日 ウィーン国立歌劇場 神奈川県民ホール モーツァルト フィガロの結婚 指揮 ペーター・シュナイダー 演出 ジャン・ピエール・ポネル カルロス・アルヴァレス(アルマヴィーヴァ伯爵)、バルバラ・フリットリ(伯爵夫人)、シルヴィア・…
2012年10月19日 ウィーン国立歌劇場 東京文化会館 R・シュトラウス サロメ 指揮 ペーター・シュナイダー 演出 ボレスラフ・バルロク グン・ブリット・バークミン(サロメ)、マルクス・マルカルト(ヨカナーン)、ミヒャエル・ロイダー(ヘロデ)、…
2012年10月17日 チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ サントリーホール 指揮 ウラディーミル・フェドセーエフ スヴィリードフ 交響組曲「吹雪」プーシキンの物語への音楽の挿絵より リムスキー・コルサコフ スペイン奇想曲 ショスタコーヴ…
10月に入って、いよいよ本格的な芸術シーズンが到来した。ウィーン国立歌劇場にティーレマン&ドレスデン・シュターツカペレなど、珠玉のイベントが目白押しだ。私の手帳のスケジュールは予定がいっぱい。今月は8回、来月も11回の公演が予定に入ってい…
ウィーン国立歌劇場の日本公演が幕を開けた。私は今週金曜日のサロメが初日で、三演目すべてを鑑賞する。 直前になってウェルザー・メストの来日がキャンセルになったのは残念なことだった。彼が音楽監督であり、音楽監督こそが劇場の顔なわけだから。 実際…
2012年10月13日 NHK交響楽団A定期演奏会 NHKホール 指揮 ロリン・マゼール ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン) チャイコフスキー 組曲第3番 グラズノフ ヴァイオリン協奏曲 スクリャービン 法悦の詩 マゼールが振った今回のN響は本当に…
これだけクラシック音楽にのめり込めば、当然、好きな指揮者、演奏家ができる一方で、どうも好みに合わない指揮者、演奏家が発生しちゃうのは、こりゃもう仕方がないだろう。 なるべくなら選り好みせず、決め付けをせず、先入観に惑わされず、人の意見に左右…
2012年10月8日 新国立劇場 ブリテン ピーター・グライムズ 指揮 リチャード・アームストロング 演出 ヴィリー・デッカー 管弦楽団 東京フィルハーモニー交響楽団 シュチュアート・スケルトン(ピーター・グライムズ)、スーザン・グリットン(エレン…
ロッシーニ・オペラ・フェスティバルで、私はついにロッシーニに開眼した。覚醒した。このところ、家で聴いているCDはロッシーニばかりだ。オリー伯爵、セミラーミデ、そして発表された来年のフェスティバルの演目であるギヨーム・テル(ウィリアム・テル…
この間のイタリア旅行から2か月が経とうとしている。早いもんだ。 実は、旅行している最中に気になったことがあった。旅行記で書こうと思っていて結局書けなかったので、やや今更ではあるが、ちょっとご紹介したい。 以下の2点については、特にイタリアに…
2012年9月29日 東京都交響楽団 作曲家の肖像シリーズ 東京芸術劇場 指揮 エリアフ・インバル 合唱 二期会合唱団 澤畑恵美(ソプラノ)、竹本節子(メゾ・ソプラノ) マーラー 交響曲第2番 復活 今回の公演では、何を隠そう心に期するものがあった。 …