クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2002/4/24 ベルリン1

ベルリン、この時が3度目の訪問である。

えーとね、最初に言っておきますとね、5泊もしたベルリン滞在、観光に関しては特に何事もなく、何のトラブル、ハプニングもなく、とっても順調でした。フツーに観光ポイントを巡って、楽しく過ごしました。

つまんないでしょう?(笑)。

いいじゃないの、たまにはそういう穏やかな旅行記、書かせてくださいよ。ね。
トラブルやハプニング満載の旅行ばかりやっていると、身が持たん。
(実はこの後のマドリードで、一瞬ドキッとしたハプニングに遭遇したのだが、それはまたその時のレポートで。)

最初に訪れたのは、ペルガモン博物館。ベルリン観光の定番の一つ。

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個人旅行のバイブル「地球の歩き方」には、こんなふうに紹介されている。
「ベルリンで1か所しか博物館に行く時間がなかったら、迷わずここをお薦めする。他では見ることのできないスケールの大きさに圧倒されるに違いない。」

そういうことで、古代遺跡の祭壇や門などを丸ごと館内に収めており、確かにスケールは大きく、その紹介文に偽りはない。

でも、ここでのポイントは「そうした古代遺跡を見て、グッと来るかどうか」だ。「おー、すげー!」と思うかだ。遺跡を見ながらしばしの時間そこに佇み、時空を越えた瞑想をすることができるかだ。

もし、特段古代遺跡に興味がなく、これらを「ふーん・・」とあっさり見て過ごしてしまうと、この博物館見学は、もう終わったようなものである。
遺跡はデカイが、展示数はそれほど多くない。「へー」なんて言いながら「はい、次」とばかりにさっさと巡ってしまうと、「あれ? これで終わり? マジ?」となる。

というわけだ。諸君、気を付けた方がいい。

次に訪れたのは、アルテ・ナショナルギャラリー。

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ご覧のとおり、ギリシャ古典様式の美しい建物だ。中は近代美術館になっている。

この界隈、通称「博物館の島」と呼ばれるシュプレー川中洲は、このようにどれも建物が荘厳で、館内見学しなくても、お散歩だけでも十分に楽しいと思う。

最後にベルリン大聖堂DOM。

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ヨーロッパの大聖堂や教会は入場無料がほとんどだが、ここはしっかり入場料を取る。
第二次世界大戦で大被害に遭い、長い年月をかけて修復したということなので、おそらく少しでも改修費に充てたいということではないかな。
この日、中に入ったら、専属オルガニストによる練習なのかどうかは分からないが、パイプオルガンの演奏が鳴り響いていて、多くの人が佇み、鑑賞していた。私も、かなりの時間じっと聴いて過ごした。