2020-01-01から1年間の記事一覧
1997年9月14日 ウィーン国立歌劇場R・シュトラウス サロメ指揮 シモーネ・ヤング演出 ボレスラフ・バルロークヒルデガルド・ベーレンス(サロメ)、ベルント・ヴァイクル(ヨカナーン)、ヨーゼフ・ホップファーヴィーザー(ヘロデ)、ネリー・ボシ…
日帰りでのブラチスラヴァ観光のために、日本でビザを取ったことについては、プロローグで書いた。ベルリンの壁が崩壊し、東と西の冷戦構造が解消されたとはいえ、入国管理はまだまだ厳重。観光だけなのに審査がある。面倒くさいが、一方で、ちょっとエキサ…
2020年9月18日 NHK交響楽団 東京芸術劇場指揮 広上淳一ウェーベルン 緩徐楽章(弦楽合奏版)R・シュトラウス 歌劇「カプリッチョ」より前奏曲(弦楽合奏版)、組曲「町人貴族」 コロナのおかげで、というと語弊があるが、密を避けるためのプログ…
1997年9月13日 ウィーン国立歌劇場ワーグナー トリスタンとイゾルデ指揮 ズービン・メータ演出 アウグスト・エヴァーディングジョン・フレデリック・ウェスト(トリスタン)、ガブリエレ・シュナウト(イゾルデ)、ペーター・ローゼ(マルケ王)、フ…
2020年9月13日 東京交響楽団 名曲全集 ミューザ川崎シンフォニーホール指揮 原田慶太楼鐵百合奈(ピアノ)スッペ 詩人と農夫序曲ベートーヴェン ピアノ協奏曲第0番プロコフィエフ 交響曲第5番 どこのオーケストラも、客席だけでなく、ステージ上に…
ウィーン二日目。最初に訪れたのは、ウィーンの定番観光スポット、シェーンブルン宮殿。私自身が既に何度も訪れていたとしても、ウィーン初めてのお連れ様がいらっしゃる場合は、必ずここに御案内する。そうしなければならない。それくらいの定番観光スポッ…
1997年9月12日 ウィーン国立歌劇場ヴェルディ ドン・カルロ指揮 ミヒャエル・ハラス演出 ジャン・ルイージ・ピッツィフェルッチョ・フルラネット(フィリッポ2世)、ニール・シコフ(カルロ)、カルロス・アルヴァレス(ロドリーゴ)、エリアーヌ・…
2020年9月8日 読売日本交響楽団 サントリーホール指揮 尾高忠明小曽根真(ピアノ)G・ウィリアムズ 海のスケッチモーツァルト ピアノ協奏曲第23番ペルト フェスティーナ・レンテオネゲル 交響曲第2番 2月のムターのリサイタル以来、半年以上ぶり…
2020年9月5日 二期会 会場:新国立劇場ベートーヴェン フィデリオ指揮 大植英次演出 深作健太管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団合唱 二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部黒田博(ドン・フェルナンド)、大沼徹(ドン・ピツァロ)、福…
初めてウィーンを訪れた時は、私も心が躍ったものだ。ここはクラシックファンにとって聖都。1988年8月のOくんとのスイス・オーストリア旅行記で書いたとおり、モーツァルト、シューベルト、ベートーヴェン、マーラーなど偉大なる芸術家たちが拠点にし…
Nくんにとって、初めての海外旅行だそうだ。でも大丈夫。まったくノープロブレム。任せなさいって。この時、私、既に海外旅行15回目。ウィーンも4回目。もう、ね、私がツアコンになってぜーんぶ案内したげる(笑)。 それに、我々にとって最重要なのはオ…
この旅行で一緒にウィーンに行った相棒くんを紹介しよう。年は私の方がずっと上だが、長きに渡って深い親交で結ばれている友人、Nくんだ。だが、その絆のきっかけは、「不思議なほどの偶然で得られた縁」と呼べるものである。まさにこのウィーン旅行が、そ…
2020年8月29日 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 東京オペラシティコンサートホール指揮 高関健山根一仁(ヴァイオリン)コープランド 市民のためファンファーレショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲第1番R・シュトラウス 13の管楽器の…
オペラを長年聴いていれば、好きな歌手、尊敬する歌手というのが出てくるのは当然。私の場合、若かりし頃、心から敬愛していたのが、今は亡きドイツのソプラノ、ヒルデガルド・ベーレンスだった。 オペラを聴くようになり、オペラの鑑賞作品レパートリーを増…
2002年5月2日 バイエルン州立歌劇場R・シュトラウス アラベッラ指揮 ペーター・シュナイダー演出 アンドレアス・ホモキシェリル・シュテューダー(アラベッラ)、レベッカ・エヴァンス(ズデンカ)、ベルント・ヴァイクル(マンドリカ)、レイモンド…
マドリードからミュンヘンにやって来た。思えば、随分と長くて盛りだくさんの旅だ。ベルリンでアバド&ベルリン・フィルを聴いてから、かなり時間が経過したかのように感じる。 ここまで連日のように贅沢な日々を過ごしてきて、既にお腹いっぱい。おかげで、…
2002年5月1日 UEFAチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグ第2試合レアル・マドリード 対 FCバルセロナ マドリードとバルセロナの対立構造は、例えば東京と大阪のような「ライバル関係にある二大都市のいがみ合い」という単純説明で片付けるこ…
スタジアムに到着すると、そこにはごった返すかのような人、人、人・・。これからスタンドに入場しようとする観戦者で溢れかえっていた。規制線が敷かれているわけでも、警官や機動隊が入場を制止しているわけでもない。見渡した限り、いつもの試合前の光景…
事件が起きた。レアル博物館見学を終え、午後8時45分キックオフの試合観戦に備えていったんホテルに戻るため、最寄りの地下鉄駅構内に降りようとした、ちょうどその時だった。時間は、午後5時頃だ。 ドーーーーーーーーーン 巨大な破裂音が付近一帯に鳴…
早朝レヴァークーゼンを離れ、デュッセルドルフ空港からマドリードにやって来た。マドリード、この時2回目の訪問だが、前回2000年に初めて訪れた時の目的は、観光とサッカー観戦だった。今回と同様だ。 つまり、この時まだ私はマドリード王立歌劇場(テ…
2002年4月30日 UEFAチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグ第1試合バイヤー・レヴァークーゼン 対 マンチェスター・ユナイテッド プラチナチケットともいうべき観戦チケット。旅行前、一番気がかりだったのが、「受け取りに指定されたホテルの…
もし「バイヤー・レヴァークーゼン」というブンデスリーガのクラブがなければ、私は「レヴァークーゼン」というドイツのローカル市の存在、名前を知ることはなかったかもしれない。アスピリンを製造している世界的な医薬品・化学メーカー「バイエル」社の本…
2002年4月29日 ベートーヴェン・オーケストラ・ボン ベートーヴェンホール指揮 マーク・スーストロモーツァルト ドン・ジョヴァンニ序曲ハイドン 交響曲第103番 太鼓連打メンデルスゾーン 交響曲第5番 宗教改革 ところでさ。みんな、このオーケス…
まず、この日の滞在場所をボンに決めた経緯から、説明させていただきたい。 当初はこの日の滞在場所を、デュッセルドルフかケルンにしようと思っていた。両都市とも翌日に訪れるレヴァークーゼンに近い。そして、両都市とも格式高い歌劇場を有している。この…
2002年4月28日 ベルリン州立歌劇場(フェストターゲ)『ワーグナー・チクルスⅡ』ワーグナー パルジファル指揮 ダニエル・バレンボイム演出 ハリー・クプファーロバート・ギャンビル(パルジファル)、ジョン・トムリンソン(グルネマンツ)、ファルク…
2020年8月3日 バッハ・コレギウム・ジャパン 東京オペラシティコンサートホール指揮 鈴木雅明櫻田亮(テノール:エヴァンゲリスト)、加耒徹(バス:イエス) 他バッハ マタイ受難曲 バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)、今年は創立30周年とい…
ベルリン、三度目だったことに加え、既に前日まで四日間も過ごしたことで、さすがに市内の主な観光ポイントはだいたい回った感じになった。ということで、この日は郊外のポツダムに出掛けた。市の中心部からSバーンで約40分。 ポツダムはこの後、2016…
2002年4月27日 ベルリン州立歌劇場(フェストターゲ)『ワーグナー・チクルスⅡ』ワーグナー ニュルンベルクのマイスタージンガー指揮 ダニエル・バレンボイム演出 ハリー・クプファーロベルト・ホル(ザックス)、ルネ・パーペ(ポークナー)、アンド…
ベルリン四日目。この日は美術館や図書館などの複合文化施設「文化フォーラム」内にある、ベルリン絵画館(ゲメルデギャラリー)を訪れた。施設は1998年に建てられたばかりで、まだ新しい(※訪れた当時において)。 かつて一つの博物館に収められていた…
2020年7月25日 NHK交響楽団(フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020) ミューザ川崎シンフォニーホール指揮 広上淳一グリーグ 組曲「ホルベアの時代より」(ホルベルグ組曲)ベートーヴェン 交響曲第8番 3月19日のアンドラーシュ・シフのリサイ…