クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

イタリア

2012/5/3 コモ湖

ミラノから北へ約40キロ、イタリアが誇る観光名所の一つで、国際的な保養地であるコモを訪れた。風光明媚な場所を観光する際には天気が一番の心配事だが、この日は見事に快晴。日頃の行いが良いと、こういうところで報われるわけですな~(笑)。 コモへの…

2012/5/2 トスカ

2012年5月2日 ミラノ・スカラ座 プッチーニ トスカ 指揮 ニコラ・ルイゾッティ 演出 リュック・ボンディ マルティナ・セラフィン(トスカ)、マルセロ・アルヴァレス(カヴァラドッシ)、ゲオルグ・ガグニーゼ(スカルピア)、デヤン・ヴァチコフ(ア…

2012/5/2 ミラノ

現地で効率良くスムーズに観光できるように、いつも事前に「どこに行って、何をするか」を概ね想定し、あらかじめそこの場所や開館時間、お休みの日等を確認するなど、ある程度の下調べをするようにしている。 ところが、今回のミラノ第一日目については、何…

2011/12/28 ドン・ジョヴァンニ

2011年12月28日 ミラノ・スカラ座 モーツァルト ドン・ジョヴァンニ 指揮 ダニエル・バレンボイム 演出 ロバート・カーセン ペーター・マッテイ(ドン・ジョヴァンニ)、イルデブランド・ダルカンジェロ(レポレッロ)、クワンチュル・ユン(騎士長…

2011/12/27,28 ミラノ

3年ぶりのイタリア。ミラノはというと、6年ぶり。ああ嬉しや懐かしや。会いたかったぞよ、麗しのミラノ。その間、いったい何度「ミラノに行きたい病」が発症したことか。 KLMオランダ航空機は寸分の遅れもなく、っていうか予定よりも早く、午後6時半に…

スカラ座のドン・ジョヴァンニ

海外オペラ事情に関心があって、どこで何をやっているか日頃からチェックしている人は、この公演概要を見て腰を抜かしたのではないだろうか。 今年12月のミラノ・スカラ座。新シーズンの開幕を飾り、バレンボイムの音楽監督就任最初の記念すべきプログラム…

スカラ座の音楽監督

リッカルド・ムーティが退任してから5年、空席となっていたミラノ・スカラ座音楽監督に、ダニエル・バレンボイム氏の就任が決まった。今年の12月からで5年契約とのこと。 唐突感は、ない。 既にバレンボイムは「スカラ座のマエストロ」というワケのわか…

1995/5/28 モナコ 3

5月28日モナコ。F1グランプリ決勝。 本日の観戦は、前日の予選でモンテカルロ港を眼前に望む席とはまた別の、スタートして最初のコーナーを高台から見下ろす場所であった。美しい港はもちろん眺められるし、悪くない。 F1ではどのサーキットでも、ス…

1995/5/28 モナコ 2

【ストライキ】特にイタリアとフランスの二カ国で、私はこれまで何度も何度も何度も何度も痛い目に遭ってきた。飛行機が飛ばない、鉄道が動かない、オフィスの窓口が閉じられる、楽しみにしていた公演が中止になる・・・。笑って済む軽度の物から、シャレに…

1995/5/27 モナコ 1

夜行電車ではぐっすりと眠ることが出来た。前日、朝早くからミラノに繰り出し、一日中観光で歩き回り、ホテルで休むこともせずにそのままオペラの立ち見に臨んで、直後にバタバタ夜行電車に乗ったため、さすがに疲れたようだ。 すこやかな目覚めと共にブライ…

1995/5/26 ミラノスカラ座 3

1995年5月26日 ミラノ・スカラ座 ヴェルディ 椿姫 指揮 リッカルド・ムーティ 演出 リリアーナ・カヴァーニ ティツィアーナ・ファブリッチーニ(ヴィオレッタ)、ラモン・ヴァルガス(アルフレード)、パオロ・コーニ(ジョルジョ)、アントネッラ・…

1995/5/26 ミラノスカラ座 2

スカラ座の立ち見席チケット問題がひとまず片づいたので、ようやく我々は観光に移った。 “わたしたちは、まずDUOMOに行きました。とても大きくて荘厳でした。” “それからイタリア屈指のブレラ美術館にも行きました。” “ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」も見まし…

1995/5/26 ミラノスカラ座 1

ついにこの日がやってきた。 今日はいよいよミラノである。スカラ座の「椿姫」の日である。 チケットは、「ない」。 頑張ったが、取れなかった。だからといって、「うむ、残念」などと諦めるわけにはいかんぞ。私をただの観光客と思ってもらっては困る。こち…

1995/5/25 ジェノヴァ

旅行記に戻ります。 ナポリからの夜行電車は朝方に目的地ジェノヴァに到着。 旅も後半に入り、これからミラノ・スカラ座やモナコGPが待っているが、これらの宿泊拠点はここジェノヴァに置いた。モナコには泊まらない。F1開催という一大イベント期間中は…

1995/5/24 ポンペイ

午後、ナポリ近郊にあるポンペイへ。ヴェズヴィオ周遊鉄道という私鉄で約1時間。 イギリス以外のヨーロッパの国鉄は、たいていどこも改札が無くてホームの出入りは自由、車内で検札を受けるが、この鉄道は私鉄ということできちんと改札口があった。どことな…

1995/5/24 ナポリ 3

ナポリ三日目。晴れ。 本日午前の観光では、Kくんと意見が分かれた。 Kくんは国立考古学博物館に行きたいと主張。一方、私はカポディモンテ美術館に行きたいと主張。 カポディモンテ美術館は、ナポリにあるイタリア屈指の国立美術館だ。G・ベッリーニの「…

1995/5/23 ナポリ 2

カプリ島に行ったその日の夕方のお話。ナポリに戻った。 午後5時くらいだったが、日はすっかり延びていてまだまだ明るい。このため、ナポリ市内を見下ろす小高いヴォメロの丘にケーブルカーで登った。 ケーブルカーの車中で、イタリア語訛りの少ない、とて…

1995/5/23 カプリ島

ナポリの二日目。晴れ。 旅行計画にナポリを組み込んだのは私ではなくて、Kくん。彼が望んだ目的地は二つ。一つは遺跡として名高いポンペイ、そしてもう一つがこの日訪れた極上のリゾート、夢の島・天国の島「カプリ島」。 私はポンペイは知っていたが、恥…

イタリア・リラ

2002年1月1日、欧州に統一通貨ユーロが流通された。(銀行取引はそれ以前から) ドルに対抗する世界的基軸通貨を目指しての導入だったと思うが、これによって我々一般旅行者も格段に便利になった。 なんといっても、複数国をまたぐ旅行で移動の度に両…

1995/5/22 ローマ~ナポリ

この日はまず最初にイタリア商業銀行の支店に行き、日本で入手したイタリア・リラのトラベラーズチェックを現金に両替した。 (今でこそヨーロッパはほとんどがユーロという通貨に統合されたが、昔はそれぞれが独自の通貨を持っていた。その中でもイタリア・…

1995/5/21 ローマ 2 サッカー観戦

旅行二日目。曇りのち雨。 当初の予定通りだったのか、それともこんな天気のために町歩きの予定を変更したのかは忘れてしまったが、午前はバルベリーニ宮(国立絵画館)で名画鑑賞。 ラファエロの名画‘フォルリーナ’(ラファエロの愛人の肖像画)など、優れ…

1995/5/20 ローマ 1

夜9時55分成田発の飛行機に乗り、機内で食事し酒飲んでそのまま心地よく「おやすみなさい」すれば、あ~ら、あっという間にヨーロッパ・・・だといいのだが。実際のところ私は機内であまり眠れない。狭いしうるさいし。よって欧州までの時間がめちゃくち…

1995年5月 イタリア 出発直前

出発の3日前である。 モナコグランプリのチケットが未だ手元に届いていない・・・orz ちょっっ、ちょっと待った。どうなってんだぁ? 『手配確実』って言ったじゃんかよ? あのね、こちとら「じゅうよんまんえん~!!」×二人分を払ったんだよ? 代理店には…

1995年5月 イタリア 準備編2

【ミラノスカラ座。イタリアオペラの殿堂。世界最高ゆえ、その敷居はとてつもなく高い・・】 【スカラ座のチケット - 特にヴェルディなどのイタリア物の場合、定期会員だけでほとんどが埋まってしまい、一見さんが入る余地は限りなく少ない。だが、当時はそ…

1995年5月 イタリア 準備編1

イタリア旅行というタイトルだが、元々の出発点は「F1モナコグランプリを観ましょう旅行」だった。 Kくんは、私にF1の面白さを開眼させてくれた恩人である。 それならば、彼との旅行はF1を絡めるのが良い。数あるグランプリの中で、最も優雅と言われ…

2008年7月11日 プッチーニ音楽祭②

プッチーニ音楽祭の野外会場は今年改装リニューアルオープンしたと聞いた。音響面についても改善を施したらしいが、私は今回初めて訪れたため比較が出来ない。もっとも所詮野外会場。音響が劇的に向上することなどないとは思うが。 客席にて、劇場内に集って…

2008年7月11日 プッチーニ音楽祭①

チケットは取った。問題はどうやって行き、どうやって帰ってくるかだ。それが最大の問題だ。 開催地トッレ・デル・ラーゴ。プッチーニが過ごした小さな村。ピサから北に約13キロ、ヴィアレッジョから約5キロ。トッレ・デル・ラーゴにはホテルはほとんどな…

2008年7月10日 ルッカ

宿をピサに取ったが、そのまま電車で20分のルッカに出掛ける。プッチーニ生誕の町である。周りをなだらかな山に囲まれ、なおかつ城壁にも囲まれて、昔ながらの中世の佇まいを残す美しい町だ。 さすがにプッチーニゆかりの街だけに、いたるところに彼の作品…

2008年7月8日~9日 ヴェローナ音楽祭

おなじみヴェローナ音楽祭。イタリアの夏の風物詩。6月下旬から8月末までの約2ヶ月間、古代円形競技場アレーナで野外オペラが開催される。 この音楽祭がなくてもヴェローナの旧市街は中世の町並みが残っていてとても美しいので、ただの観光だけでも行くこ…

ラヴェンナ音楽祭

ご存じムーティ夫人が総裁を務める国際フェスティバル。その昔はローカル色が強かったが、クリスティーナ夫人の総裁就任によって一気に知名度は上がった。C・クライバーさえも呼んでしまった「Muti」のネームバリューは絶大だ。 ただ、プログラムを眺めると…