#音楽レビュー
2008年12月7日 新国立劇場 モーツァルト作曲 ドン・ジョヴァンニ 指揮 コンスタンティン・トリンクス 演出 グリシャ・アサガロフ ルチオ・ガッロ(ドン・ジョヴァンニ)、アンドレア・コンチェッティ(レポレッロ)、エレーナ・モシュク(ドンナ・ア…
いやー、今回のプロコチクルスはゲルギエフさん久しぶりの特大ホームランでしたね。 ところで、このゲルギエフ、本当になじみ深い指揮者である。なんと、私が最も多く生で拝聴している指揮者なのだ。これは驚き。崇拝しているムーティより多いんだから。 な…
2008年12月4日 ロンドン交響楽団 サントリーホール 指揮 ワレリー・ゲルギエフ アレクセイ・ヴォロディン(P) プロコフィエフ 交響曲第3番、ピアノ協奏曲第3番、交響曲第4番(改訂版) やれやれ、天皇陛下殿、ご体調をお崩しになって・・・。ゲ…
2008年12月2日 ロンドン交響楽団 サントリーホール 指揮 ワレリー・ゲルギエフ ワディム・レーピン(Vn) プロコフィエフ 交響曲第1番古典、ヴァイオリン協奏曲第1番、交響曲第6番 いつも毎度同じようなプログラムに辟易している私にとって、こ…
少し前に英国のグラモフォン誌が世界オーケストラランキングを発表したというニュースをやっていた。なかなか興味深かった。以下に示しましょう。 1位:コンセルトヘボウ管弦楽団 2位:ベルリンフィル 3位:ウィーンフィル 4位:ロンドン交響楽団 5位:シカ…
1985年3月7日 フィルハーモニア管弦楽団 昭和女子大学人見記念講堂 指揮 サイモン・ラトル ブラームス ハイドンの主題による変奏曲 ブリテン 青少年のための管弦楽入門 シベリウス 交響曲第2番 ラトルがベルリンフィルのシェフになる前までは、バーミ…
2008年11月25日 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サントリーホール 指揮 サイモン・ラトル ブラームス 交響曲第1番、交響曲第2番 改めて言うまでもないが、ベルリンフィルはスーパー・ヴィルティオーゾ軍団だ。このオーケストラの演奏は、もち…
2008年11月24日 ニッセイオペラ・二期会 日生劇場 日生劇場開場45周年記念公演 ヤナーチェク作曲 マクロプロス事件 指揮 クリスティアン・アルミンク 新日本フィルハーモニー交響楽団 演出 鈴木敬介 小山由美(エミリア・マルティ)、ロベルト・キ…
2008年11月23日 ロッシーニ・オペラ・フェスティバル日本公演 オーチャードホール ロッシーニ作曲 マオメット2世 指揮 アルベルト・ゼッダ 演出 ミヒャエル・ハンペ ロレツォ・レガッツォ(マオメット)、フランチェスコ・メーリ(エリッソ)、マリ…
2008年11月22日 ロッシーニ・オペラ・フェスティバル日本公演 オーチャードホール ロッシーニ作曲 オテッロ 指揮 グスタフ・クーン 演出 ジャン・カルロ・デルモナコ グレゴリー・クンデ(オテッロ)、イアノ・タマール(デズデーモナ)、ブルース・…
自分はつくづくドイツ系が好きなのだなあ、と思った。 オペラの花形であるテノール歌手で誰がいいかを考えたとき、真っ先に思いついたのが、ルネ・コロだったのだ。 おそらく彼は、ワーグナーの主要なテノール役を来日公演で全て歌ったのではないだろうか?…
2008年11月19日 キエフオペラ(ウクライナ国立歌劇場) 東京文化会館 プッチーニ作曲 マノン・レスコー 指揮 ヴォロディミル・コジュハル この際カンパニーなんかどこでも良かった。一流歌劇場でなくても良かった。 ただ、私はマノン・レスコーが聴…
先日、エヴァ・メイのコンサートに行った。エヴァ・メイは私の大好きな歌手の一人である。ここで、私の大好きな歌手、高く評価する歌手を挙げてみようと思う。 エヴァ・メイの良さは、何と言ってもかわいらしい・・ではなくて(笑)、その声の美しさにある。…
2008年11月13日 エヴァ・メイ&アントニーノ・シラグーサ デュオリサイタル 東京芸術劇場 エヴァ・メイ(ソプラノ) アントニーノ・シラグーサ(テノール) パオロ・バッラリン(ピアノ) ドニゼッティ ドン・パスクワーレ、連隊の娘、愛の妙薬より …
2008年11月12日 NHK音楽祭 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 NHKホール 指揮 マリス・ヤンソンス 独奏 ジュリアン・ラクリン(ヴァイオリン) ブラームス ヴァイオリン協奏曲 ブラームス 交響曲第3番 R・シュトラウス ティル・オイ…
2008年11月8日 東京文化会館小ホール 東京文化会館舞台芸術創造プログラム「世紀末ウィーンとシェーンベルク」 シェーンベルク 浄夜 シェーンベルク 月に憑かれたピエロ 矢部達哉(ヴァイオリン)、鈴木学(ヴィオラ)、幸田浩子(ソプラノ)、相沢吏…
フランスの指揮者、ジャン・フルネ氏がお亡くなりになられた。ご冥福を祈りたい。 フルネは東京都交響楽団と深い結びつきがあったので、私も都響との共演に何度か足を運んだ。 私は自分が行った公演のほぼ100%をデータベース化してあるので、調べればフ…
とりあえず2月の旅行記を書き終わらそう。 ミュンヘンとウィーンのオペラグルメの旅は最後にパリで寄り道して完結する。 早朝のウィーン発パリ行きの飛行機はぴったり定刻に飛んだ。この分だと順調にパリに着いて、オペラ座の日曜マチネー公演の開演まで、…
2008年11月4日 ウィーン国立歌劇場 東京文化会館 ドニゼッティ ロベルト・デヴェリュー(コンサート形式上演) 指揮 フリードリッヒ・ハイダー エディタ・グルベローヴァ(エリザベッタ)、ロベルト・フロンターリ(ノッティンガム公爵)、ナディア・…
2008年11月2日 東京交響楽団川崎定期演奏会 ミューザ川崎シンフォニーホール シューベルト 交響曲第3番 ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 シューベルト 交響曲第2番 指揮 ユベール・スダーン 独奏 アンドレア・ルケシーニ(ピアノ) 怒濤のコンサ…
小澤征爾さま、文化勲章受章おめでとうございます。 貴殿の活躍からすれば当然の受賞でしょう。なんたって世界最高峰の歌劇場のトップに登り詰め、そこに君臨しているわけですからね。これ以上の栄誉がありましょうか?日本人として誇らしいし、クラシックフ…
2008年11月1日 ウィーン国立歌劇場 神奈川県民ホール ベートーヴェン フィデリオ 指揮 小澤征爾 演出 オットー・シェンク ロバート・ディーン・スミス(フロレスタン)、デボラ・ヴォイト(レオノーレ)、アルベルト・ドーメン(ドン・ピツァロ)、ヴ…
2008年10月31日 新国立劇場 ヴェルディ リゴレット 指揮 ダニエレ・カッレガーリ 演出 アルベルト・ファッシーニ ラード・アタネッリ(リゴレット)、アニック・マシス(ジルダ)、シャルヴァ・ムケリア(マントヴァ公爵)、長谷川顯(スパラフチー…
2008年2月9日 ウィーン国立歌劇場 ワーグナー さまよえるオランダ人 指揮 ウルフ・シルマー 演出 クリスティーネ・ミーリッツ アラン・タイトス(オランダ人)、ヴァルター・フィンク(ダーラント)、ニーナ・シュテンメ(ゼンタ)、クラウス・フロリ…
2010年にトリノ・レージョ劇場が来日し、ボエームと椿姫を公演することが発表された。私はため息を付く。 「またかよ・・」 2010年はもう一つ、英国ロイヤルオペラの来日公演も決まっているが、これもラインナップに椿姫が入っている。「はあぁ・・…
2008年10月27日 ウィーン国立歌劇場 東京文化会館 モーツァルト コシ・ファン・トゥッテ 指揮 リッカルド・ムーティ 演出 ロベルト・デ・シモーネ バルバラ・フリットリ(フィオルディリージ)、アンゲリカ・キルヒシュラーガー(ドラベッラ)、イル…
ウィーンの二日目の観光。 市内の見所はもう十分征してあるので、郊外にあるグリンツィングとカーレンベルグに行くことにした。 初めてカーレンベルグを訪れたときの感動が忘れられない。なだらかな丘、その丘から手を伸ばせば届くかのようなドナウ川、遙か…
突然ですが、ここで自分のニックネームについて解説しましょう。 私のニックネームはhbrmrs。さてこれはいったい何でしょう?・・・ などと言ってもわかるわけないですね、スミマセン。 hbrmrs、これは私の敬愛してやまない3人の音楽家の頭文字である。H・B…
海外に行って日本料理を食べる・・・以前の私にとってそれは「考えられないこと」だった。食事も含めて現地の郷に入ることが海外旅行の楽しみではないか。なんでわざわざ海外まで行って日本料理食べなければならんのだ? ところが数年前、スペインを旅行して…
いよいよオペラファン待望のウィーン国立歌劇場引っ越し来日公演開幕が間近に迫った。 公演の目玉にして最大の期待は我らがオザワセイジが振るフィデリオ・・・なんちてね。んなわけねーだろ(笑)。 ムーティのコシ・ファン・トゥッテに決まっている。 その…