突然ですが、ここで自分のニックネームについて解説しましょう。
私のニックネームはhbrmrs。さてこれはいったい何でしょう?・・・ などと言ってもわかるわけないですね、スミマセン。
hbrmrs、これは私の敬愛してやまない3人の音楽家の頭文字である。H・B様とR・M様とR・S様の3人だ。
このうちR・Mについては、既にもうこのブログにさんざん登場している。説明不要としよう。
R・S。これも何度かご登場いただいた。分かるかな?作曲家だ。ロベルト・シューマン?惜しい!(笑)。(シューマンなんて一度も登場していないがな。今後も登場しないぞ、きっと)
そして最後のH・B。このお方は今のところブログにはまだ登場していない。指揮者、作曲家と来たら次は・・・演奏家だ。歌手。ソプラノ。
その方をB女史と呼んでおこう。
B女史は私のディーヴァ、女神だ。私は彼女の偉大な歌声にひれ伏す。自宅でDVDなど彼女のビデオ映像を見るとき、アリアの場面で私は正座する。いや、ホント(笑)。
いちおう今も歌っている。しかしながら大変残念なことに、‘お年’ということもあって最近は歌劇場でのお姿をほとんど見かけなくなってしまった。半引退みたいな感じだ。10年くらい前まではウィーン、ミュンヘン、メトなどの常連で、高額なギャラが必要な世界最高級歌手の一人だったのだが・・・。
私が現在のように頻繁に海外オペラハウス巡りをするようになったのはここ10年くらいだ。それ以前からも行っていたが、せいぜい年に1、2回程度だったし、観光が主だった。収入的にも仕事の余裕的にもようやく足げよく海外に行けるようになったのに、それに反比例するようにB女史の舞台の登場回数は減っていった。
もう少し年代が近く合っていれば、と残念に思う。リスクを背負ってでももっと前から彼女を観るために出向いていけばよかった、と悔やむ。
それでも、かろうじて間に合った。
B女史の歌うブリュンヒルデ、サロメ、エレクトラ、イゾルデを体験できた。
日本にも何度かリサイタルで来日し、その都度会場に足を運んだ。これらはオペラに捧げた私の人生に燦然と輝くメモリーだ。
私は指揮者、演奏家にサインをもらうことにはあまり興味がないが、彼女のサロメを聴くためにウィーンに行き、そこで彼女に記してもらったサインは私の宝物である。(サイン入りの公演ポスターはしっかり部屋に飾ってある)
もうお分かりだろう。
カラヤンに見出された世紀のサロメ歌い。
カラヤンのサロメだけではない。
バーンスタインと競演したイゾルデを聴け。
エレクトラ、レオノーラ、ゼンタを聴け。
メトとバイエルンのブリュンヒルデを見よ。
メトでドミンゴと競演したトスカを見よ。
そして私と一緒に彼女にひれ伏せ!
H・B 私の女神、ヒルデガルド・ベーレンス