2008年12月4日 ロンドン交響楽団 サントリーホール
指揮 ワレリー・ゲルギエフ
アレクセイ・ヴォロディン(P)
プロコフィエフ 交響曲第3番、ピアノ協奏曲第3番、交響曲第4番(改訂版)
やれやれ、天皇陛下殿、ご体調をお崩しになって・・・。ゲルギエフのプロコフィエフなんかを聴くから~(笑)。なんちて。
仮に私だったら、体調不良の際にはプロコを聴いて逆に元気を取り戻すんだけどなあ。
そんなプロコ大好き人間が喜び勇んでサントリーホールに駆けつけても・・・観客少なし。この日なんか半分も入っていなかったのではないか?寂しいのう。
確かに取っつきにくい面があることは認めましょう。この日のメイン、交響曲第4番は私が普段から耳馴染んでいるオリジナル版でなく改訂版であったが、元々の原曲は同じはずなのに、改訂版になったとたんに「あんた誰??」みたいな難しい曲に変わってしまう。
でも、この日集った聴衆の中には本当にプロコの音楽を楽しみ、演奏に対して「ブラボー!」と盛大に拍手し、オーベーションしている熱心なファンが少なからずいる。物好きも結構多いんですよね(笑)。
この日もゲルギーは絶好調。ロンドン交響楽団の演奏も依然としてハイレベル。アンコールの「3つのオレンジへの恋」の行進曲が、これがまた国宝級のナイスだった。
ひょっとすると今回のプロコチクルスは、今年一年間のオーケストラコンサートのハイライトかもしれないよ。それくらい良かったです。ゲルギエフ様、ありがとうござんした。