クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2008/11/2 東響

2008年11月2日 東京交響楽団川崎定期演奏会 ミューザ川崎シンフォニーホール
シューベルト 交響曲第3番
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番
シューベルト 交響曲第2番
指揮 ユベール・スダーン
独奏 アンドレア・ルケシーニ(ピアノ)



 怒濤のコンサート・オペラ鑑賞5連チャンの3日目。

 会場に向かうまでの電車内の暇つぶしのため、スポーツ新聞を買った。
 前日、サッカー・Jリーグカップナビスコカップ)の決勝で、大分トリニータが優勝したという記事を読みながら、考えた。
 大分はブラジルから優秀な監督を迎え、優れた戦術を駆使して、ついにカップを征した。優秀な監督による卓越した指導によって最高の結果を出すことが出来る。まるで、東京交響楽団ユベール・スダーンのようだな、と。ついでに、我が愛する浦和レッズは、ビッグネームであるが戦術の不徹底により時々とぼけた情けないプレーをするところなど、まるで某N◯◯交響楽団みたいだな、と。(笑)


 ユベール・スダーンシューベルト。素晴らしいの一言だ。極上の最高級品だ。スダーンの音楽は、まじめだけど面白味に欠けるというシューベルトのイメージを完全に覆した。そして、その一音一音全てを丹念に創り上げている。「指揮者って、オーケストラの前で踊っているだけ?」と疑う初心者の方は是非スダーンのコンサートを体験して欲しい。音楽の全てが指揮者から創造されるということが明確に分かるだろう。公開リハーサルがあるのなら、是非見てみたいものだ。しつこいが、もう一度言う。とにかく素晴らしい!!

来年度のシーズンスケジュールが発表された。スダーンは、今度はシューマンに取り組むとのことだ。実を言うと、私はシューマンの音楽をあまり面白いとは思わない。が、スダーンの公演には絶対に行こうと思う。何か新しい発見を必ずや見つけることが出来るだろう。楽しみだ。