クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

私の好きな歌手-男性編

 自分はつくづくドイツ系が好きなのだなあ、と思った。
 オペラの花形であるテノール歌手で誰がいいかを考えたとき、真っ先に思いついたのが、ルネ・コロだったのだ。
 おそらく彼は、ワーグナーの主要なテノール役を来日公演で全て歌ったのではないだろうか?ただ、年代が私より上なので、いくつかの役は聴き逃しているのが残念。

 その昔、ザルツブルク音楽祭ローエングリンで、指揮者カラヤンと対立したという。その時にコロは「ローエングリンを振れる指揮者は世界にたくさんいるが、ローエングリンを歌える歌手は世界に数人しかいない」と宣って、カラヤンと決別したそうな。凄すぎる!!


 バス・バリトンでも、やっぱりドイツ系(笑)。一押しファルク・シュトルックマン。声量が豊かで情感もたっぷり。彼のハンス・ザックスを生で見たい!ウィーンなどで歌っているので、そのうちチャンスがあるだろう。


 イタリア系に移ろう。ロベルト・スカンディウッツィ、結構好きです。朗々と響く声が胸に染み渡ります。ミュンヘンで見たノルマでのオロヴェーゾ役も素晴らしかったし、来日公演でのドン・キショットも良かったですよね!

 イタリア系のテノール。う~ん(笑)。
 元祖3大テノールも、ネクスト3大テノール(クーラ、マルセロ、アラーニャ)も、もちろんみんな素晴らしいけど、大好きかっていうと、そうでもないんだよね~。

 そんな中で、とっておきの切り札的一押しがいる。フランチェスコ・メーリ。

 3年前にボローニャでの「夢遊病の女」のエルヴィーノで彼を発見し、「これは絶対大物になる!」と確信した。今年2月にウィーンで聴いたコシ・ファン・トゥッテのフェッランドも素晴らしかった。

 まだ日本ではそれほど知られていないが欧州では確実に頂点に上りつつある・・・と思っていたら、なんと!な・なんと!ロッシーニオペラフェスティバル日本公演で今まさに来ているではないか!

マオメット2世のエリッソ役。

 びわ湖公演、東京公演の初日を聴いた皆さん、どうでしたか??私は23日に行きます。楽しみ~。