#クラシック
2019年2月20日 東京フィルハーモニー交響楽団 東京オペラシティコンサートホール 指揮 チョン・ミョンフン マーラー 交響曲第9番 完成度が非常に高い。東京フィルの合奏能力の秀逸さに思わず唸った渾身、会心の演奏だ。 正直、これほどの仕上がりは…
音楽之友社発行の「音楽の友」最新3月号の特集記事が興味深く、目を引いた。 それは「世界のオーケストラ・歌劇場ベスト10、音楽祭ベスト5」というものだ。40人以上の音楽評論家、ジャーナリストの選定による。 予め断っておくと、私は以前から「自分…
2019年2月16日 東京佼成ウインドオーケストラ 東京芸術劇場 指揮 大植英次 ワーグナー ニュルンベルクのマイスタージンガー第一幕の前奏曲 リード パンチネルロ序曲 R・シュトラウス アルプス交響曲 久しぶりに吹奏楽のコンサートに行った。吹奏楽と…
2019年2月13日 ムジカエテルナ サントリーホール 指揮 テオドール・クルレンツィス チャイコフスキー 組曲第3番、幻想序曲ロメオとジュリエット、幻想曲フランチェスカ・ダ・リミニ 強弱の変化やコントラストをこれでもかと強調する特異アプローチで…
指揮 テオドール・クルレンツィス 管弦楽 ムジカエテルナ パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン) 2月10日 オーチャードホール チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲、交響曲第6番「悲愴」 2月11日 すみだトリフォニーホール チャイコフスキー…
もしかしたら今年の日本クラシック界最大のイベントになるかもしれないT・クルレンツィス&ムジカエテルナの来日公演がいよいよ始まる。 宣伝チラシに踊っている「別格」という文句は、多少の煽りがあるとはいえ、あまりにも物々しい。 果たして事件となるの…
2019年2月7日 新日本フィルハーモニー交響楽団 サントリーホール 指揮 ヒュー・ウルフ 重松希巳江(クラリネット) コープランド 市民のためのファンファーレ、クラリネット協奏曲、交響曲第3番 定期の第600回公演。 いかにも記念公演らしく巨大な…
2019年2月3日 シカゴ交響楽団 東京文化会館 指揮 リッカルド・ムーティ チャイコフスキー 交響曲第5番 リムスキー・コルサコフ シェエラザード 前の2公演の鑑賞記事は、それぞれの日の演奏を通じながら、内容的には指揮者ムーティについて書いた物だ…
2019年2月2日 新日本フィルハーモニー交響楽団 すみだトリフォニーホール 指揮 マルク・アルブレヒト ブルックナー 交響曲第5番 アルブレヒトは、これまで海外で、彼が振った公演を5回鑑賞している。すべてオペラ。 最近では、昨年5月にオランダ国…
2019年1月31日 シカゴ交響楽団 東京文化会館 指揮 リッカルド・ムーティ 合唱 東京オペラシンガーズ ヴィットリア・イェオ(ソプラノ)、ダニエラ・バルチェッローナ(メゾ・ソプラノ)、フランチェスコ・メーリ(テノール)、ディミートリ・ベロセル…
2019年1月30日 シカゴ交響楽団 東京文化会館 指揮 リッカルド・ムーティ ブラームス 交響曲第1番、交響曲第2番 「ムーティ、ブラームスを語る。」 これがこの日の感想というか、全体的な印象であった。 そう、マエストロは語っていたのである。 あ…
2019年1月25日 東京フィルハーモニー交響楽団 オペラシティコンサートホール 指揮 アンドレア・バッティストーニ デュカス 交響詩 魔法使いの弟子 ザンドナーイ 白雪姫 リムスキー・コルサコフ シェエラザード 忙しくて(疲れていて?)記事に出来な…
2019年1月24日 新日本フィルハーモニー交響楽団 サントリーホール 指揮 ヤン・パスカル・トルトゥリエ クシシュトフ・ヤヴウォンスキ(ピアノ) モーツァルト コシ・ファン・トゥッテ序曲 ショパン ピアノ協奏曲第2番 チャイコフスキー 交響曲第1番…
2019年1月22日 大阪フィルハーモニー交響楽団 サントリーホール 指揮 尾高忠明 神尾真由子(ヴァイオリン) 武満徹 トゥイル・バイ・トワイライト ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 エルガー 交響曲第1番 新たに大阪フィルの音楽監督に就任した尾高氏の…
2019年1月13日 ライプツィヒ歌劇場 R・シュトラウス サロメ 指揮 ウルフ・シルマー 演出 アーロン・シュティール ミヒャエル・ヴァイニウス(ヘロデ)、カリン・ロヴェリウス(ヘロディアス)、マヌエラ・ウール(サロメ)、トーマス・プルシオ(ヨ…
2019年1月13日 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 ゲヴァントハウス 指揮 アンドリス・ネルソンス メンデルスゾーン ルイ・ブラス序曲 シューマン 交響曲第2番 メンデルスゾーン 交響曲第4番 イタリア 日曜日午前11時開演のコンサート。 本…
2019年1月12日 ライプツィヒ歌劇場 R・シュトラウス ばらの騎士 指揮 ウルフ・シルマー 演出 アルフレート・キルヒナー カトリン・ゲーリング(マルシャリン)、カール・ハインツ・レーナー(オックス)、ワリス・ジュンタ(オクタヴィアン)、オレ…
当初の予定では、ドレスデンのホテルを午前8時にチェックアウトし、移動して、午前10時にはライプツィヒ観光を開始するはずだった。その予定で電車のチケットも事前購入していた。 しかし、予定変更。 ドレスデンのホテルのチェックアウト時間をできるだ…
2019年1月11日 ドレスデン・ザクセン州立歌劇場 ワーグナー さまよえるオランダ人 指揮 クリスティアン・ティーレマン 演出 フロレンティーヌ・クレッパー アルベルト・ドーメン(オランダ人)、アニヤ・カンペ(ゼンタ)、ゲオルグ・ツェッペンフェ…
ドレスデンへの移動日。体調は、万全には程遠いが、前日よりははるかに良い。 マンハイムからドレスデンへは鉄道で。特急ICEを利用し、途中、フランクフルトで乗り換える。 タイムスケジュールは次のとおり。 06:32 マンハイム発 07:08フランクフルト到着…
前夜、無事にオペラ鑑賞をこなすことが出来てホッとしていたが、実は体調は決して改善していなかった。良くなる方向かなと思っていたら、逆に悪化した。この日は絶不調だった。 薬を飲んでも微熱は治まらず、寒気、倦怠感にずっと苛まれた。立ち上がるのも億…
2019年1月9日 ハンブルク州立歌劇場 R・シュトラウス 影のない女 指揮 ケント・ナガノ 演出 アンドレアス・クリーゲンブルク エリック・カトラー(皇帝)、エミリー・マギー(皇后)、リンダ・ワトソン(乳母)、ヴォルフガング・コッホ(バラック)…
出発当日、寒気に襲われていた。すぐに「あ、風邪だ」と自覚した。 なんだよもう・・・よりによって・・。 この風邪は、いわゆる鼻、喉などの初期的諸症状ではなく、発熱で節々の痛み、だるさ等をもたらすもので、元気に行動する意欲を著しく削ぐものだ。「…
9日から現地滞在5泊で遠征してくる。行き先はドイツだ。 ドイツ。またドイツ・・。 「好きだねえ」と言われても仕方ねーな。ここ20年、ほぼ毎年どこかには必ず行っているからな。 なぜドイツなのか、何がそんなに魅力なのか。 聞かれることがある。 職場…
2019年1月5日 萩原麻未 ピアノリサイタル ミューザ川崎シンフォニーホール ドビュッシー 2つのアラベスク、ベルガマスク組曲、喜びの島、前奏曲集第1巻 年が明けて、気持ちも新たに、またコンサート通いが始まる。 今年は、なんと言っても来月のT・…
冬休みだというのに、ゴールデンウィークのスケジュールを眺めている。(まったく、休みのことしか考えてねえ。) 超大型連休。通常なら海外旅行の絶好のチャンスだが、私は国内残留を決めた。行くつもり満々で色々調べたのだが、飛行機代がべらぼうに高い割…
新年を迎えるにあたり、いよいよ平成の最後を見届けることとなって、それが何だか感慨深い。 自分にとって昭和は、生まれ、育ち、学生期を過ごした、人生のパートⅠだった。 就職し、社会人の一歩を踏み出したところで、平成に変わった。 お給料を貰うように…
昨日のクリスマス。自室でオペラのビデオを観た。 クリスマスにちなんだオペラと言えば・・もちろんボエームだ。 この定番中の定番とも言える名作オペラ。初心者向けだし、これまでにも何度も観ている。私にとっては、椿姫やカルメンなどと同様、今さら改め…
2018年12月23日 バッハ・コレギウム・ジャパン サントリーホール (サントリーホール クリスマスコンサート2018) 指揮 鈴木雅明 森谷真理(ソプラノ)、藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)、ザッカリー・ワイルダー(テノール)、ベンジャミン・ベヴ…
2018年12月16日 国立パリ管弦楽団 東京芸術劇場 指揮 ダニエル・ハーディング イザベル・ファウスト(ヴァイオリン) ベルク ヴァイオリン協奏曲 マーラー 交響曲第1番 外来オケ公演のプログラムが毎度同じ曲ばかりで、しかも公演時期さえも重なる…