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2019/1/22 大阪フィル

2019年1月22日   大阪フィルハーモニー交響楽団   サントリーホール
指揮  尾高忠明
神尾真由子(ヴァイオリン)
武満徹   トゥイル・バイ・トワイライト
ブルッフ   ヴァイオリン協奏曲
エルガー  交響曲第1番
 
 
新たに大阪フィルの音楽監督に就任した尾高氏の東京凱旋公演。
個人的な感慨だが、なんだか尾高さんが大阪フィルのシェフだなんて、ピンと来ない。イメージが沸かない。
尾高さんと言ったら、私なんかは未だに東京フィルのままだ。
で、大阪フィルと言ったら、もう随分と経っているのに、未だに朝比奈御大のままで、そこで止まっている。それぞれの大きなイメージが定着しているので、どうにもピンと来ないわけ。
 
でも、そんな古臭い定着イメージをここらでいっちょ覆してくれたらいいなと思い、会場に足を運んだ。
覆してくれそうな予感はあった。プログラムのメインは、尾高氏得意中の得意で十八番であるエルガーなのだ。実際、尾高さんの狙いも、「ここで一気に自分のテリトリーに引き込んで、色を塗り替えたい」というのがあったんじゃないだろうか。
 
そんなエルガー交響曲第1番。
驚いたのが、大阪フィルの完成度の高さ、オケの皆さんの作品掌握度の高さだ。
もちろん、東京遠征の気合いはあっただろう。
それでも、決してポピュラーとは言えないこの作品が、完全に大阪フィルの音になっていた。堂々と鳴り響く様は、かなり圧巻だった。細かいパッセージもばっちり決まっている。
 
尾高氏も、手取り足取りで引っ張る感じではなく、「そうそう、みんな分かってるねえ」という感じで、出てくる音を大きく容認し、包容しているタクトだった。
 
尾高&大阪フィルのフィーリング、良好と見た。掴みはオッケー。
やっぱり得意科目があるというのは、強みだよなー。
後は、これから大阪フィル伝統のブルックナーを尾高さんがどう料理するかも、結構見ものかもしれない。
 
ソリストの神尾さんも好演だった。神尾さんの音色は少々クセがあるのだが、変にしゃしゃり出ず、泰然と大きく音楽を捉えていたのが良かったと思う。