ドレスデンへの移動日。体調は、万全には程遠いが、前日よりははるかに良い。
タイムスケジュールは次のとおり。
ご覧のとおり、乗換時間は8分しかない。結構微妙である。決して十分とは言えない。
しかーし、そんな一安心は脆くも崩壊する。
原因不明のトロトロ走行、なぜか途中一か所で一時停止・・・。8分の余裕はあっという間に消費されてしまった。
フランクフルトに07:16分到着。ちょうどじゃんかよ。
「そうはいってもドレスデン行きの電車だって、発車が多少遅れるかもしれないし・・」という淡い期待も見事に外れた。走って駆け付けたそのホームで、私は自分が乗るはずだった電車が離れていくのを呆然と見送った。
さよーならー・・。
普通だったら「ヤバい、どうしよう!?」となるところだが、私は焦らない。こういう経験を何度も何度もしているんでね。
ドイツ鉄道DBの運行がクソなことくらい、最初から知っている。もう、動じないんだ。
すぐにインフォメーションセンターに行って、調整を図ってもらう。
車窓からの風景は、小雪が舞い、あたり一面真っ白の世界。ドレスデンに到着しても、小雪、雨、曇りが交錯する天気。気温は0度。めちゃ寒くて、どんより暗くて、気分が滅入る。でも、これぞいかにもヨーロッパの冬。
到着が一時間遅くなったし、体調もまだまだ万全ではないので、観光はこの日も断念することにした。
もっとも、こんな天気じゃ、体調が良くても観光する気にはなれない。
昼食をとって、ホテルにチェックイン。
予定では、この日のオペラが今回の旅行のハイライトになるはずなのだ。
だから、とにかく無理をせず、ゆっくり休む。