クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

イタリア「あるある」

今年の5月にドイツに行った後に、いかにもドイツと感じた「あるある」について紹介記事を書いた。

ドイツ「あるある」 - クラシック、オペラの粋を極める! (hatenablog.com)

今度はイタリアについて書いてみよう。個人的主観も多く含まれているので、あしからず。


・イタリア人の顔は、目がデカく、鼻が長く、口がデカい。女性ではソフィア・ローレンとか典型。

・挨拶の基本用語、「ボン・ジョルノ(朝から日中にかけて)」と「ブオナ・セッラ(夕方から夜にかけて)」。人と会えば必ず交わされる最も日常的な一言。
これは、日本語で言う「こんにちは」「こんばんは」に加え、「おはようございます」「いらっしゃいませ」「お疲れ様です」「お世話になります」「やあ、どうも」等、会話における最初のきっかけの一言をすべて言い表すため、頻度が高くなる。レストランに入った時だけでなく、劇場入場のチケット提示の際にも、美術館に入って室内を担当している係の人と目が合っても、みんなこの言葉で挨拶してくれるので、気持ちがいい。
なお、同じく基本用語「ありがとう」、インテルなどイタリアで長く活躍した長友選手は言った。
「グラッチェじゃなくて、グラーツィエだからね!」と。
そのとおり。

・西欧(東欧を除く)の国の中では、比較的物価が安い。日本人旅行者にとって嬉しい。

・ドイツなどではトラムやバスの切符を乗車の際に直接運転士から購入することが出来るが、イタリアでは基本不可。切符は、専用窓口、自動販売機、キオスクみたいなタバコ屋で買える他、飲み屋のBARからも買えることが多い。

・そのトラムやバスの車両内にある切符の自動検札機は、しょっちゅう故障している。大丈夫か、おい。

・地下鉄車両には、通路の真ん中に縦型の手摺りが設置されているのが多い。入退場時、結構邪魔。網棚がまったく無い車両も多い。

・地下鉄の入退場は、ローマでもナポリでも「入る時のみ切符を機械に入れて検札し、出る時はスルー」。以前はミラノもそうだったが、いつの間にか出る時も機械の検札が必要になった。

・道路の歩道用信号にはタイマーの数字表示が付いていて、黄色になると「あと何秒で赤信号」かが分かるようになっているタイプを見かける。

・ドイツと同様、電車の遅延は日常茶飯事。駅の運行案内電光掲示板でディレイ表示が出ていないので、定時発着かなーと思っていると、5分くらいは軽く平気で遅れてやって来る。5分なんて、全然遅延と思ってないんだ、こいつら。

・テレビのニュース番組に登場するお天気コーナーの予報士は、なぜか機長のような航海士のような、立派な制服を着ている人が多い。特別な役職なのだろうか。
(近年は、予報士ではなく、普通の格好のアナウンサーが予報アナウンスするパターンも結構増えてきた。)

・雨が降ると、街角にどこからともなく傘売りの人が大量に出没する。

・バスルームにあるビデ。他国では一部の高級ホテルだけに付くが、この国では格安ホテルにも必ず設置されている。

・フランスもそうだが、「カフェ、コーヒー」と言ったらエスプレッソ。ちっちゃなカップで「たったのこんだけ?」サイズ。
日本でも一般的なコーヒーを飲みたい場合、「カフェ・アメリカーノ」がそれに近いが、売ってないお店もある。その場合はカプッチーノで我慢。

・カフェやバーでは、カウンターで立ち飲みでコーヒーを楽しんでいる人を多く見かける。テーブルにて着席で飲む場合と立ち飲みとでは、値段が異なることも多い。

・イタリアのパンは、チョコレート入りだったりグラニュー糖がまぶしてあったりなど、とにかく甘いのが特徴。以前の記事にも書いたことがあるが、ホテルの朝食には、そうしたパンに加え、ケーキ、パンケーキ、クッキーなど、甘い物がズラッと並んでいる。食後のドルチェも含め、イタリア人は甘い物好き。

・「イタリア人男性はマザコンが多い」というのは、多分本当。
英語で「やられた! マジか!?」は「オーマイガーッ」だが、イタリアでは「マンマ・ミーア」(お母ちゃん)。
イタリア人の友達がいるわけではないが、これまでにたまたま会ったヤツに、そいつのお母ちゃんを紹介されたことが3度もある。これって単なる偶然ではないだろう。「俺の母ちゃんだぜ!」って自慢したいんだよね、きっと。