クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2011-01-01から1年間の記事一覧

2008/5/7 ハイデルベルク

日本人に人気のあるドイツの観光スポットと言えば、ロマンチック街道とノイシュヴァンシュタイン城が堂々の第一位で文句なし。続いてベルリン・ドレスデン・ミュンヘンの三都物語や、ライン川下り、ケルン大聖堂などなどといった感じだと思うが、古城街道の…

2011/4/10 N響特別演奏会

2011年4月10日 東京・春・音楽祭 NHK交響楽団特別演奏会 東京文化会館 指揮 ズービン・メータ 合唱 東京オペラシンガーズ 並河寿美(ソプラノ)、藤村実穂子(メゾソプラノ)、福井敬(テノール)、アッティラ・ユン(バス) ベートーヴェン 交響…

マンハイム国立劇場

ドイツには、ナショナルシアター=国立劇場と呼ばれているのが3つある。ミュンヘン、ワイマール、そして今回訪れたマンハイムである。 とは言っても、純粋にドイツ連邦共和国が運営している、いわゆる‘国営’劇場かといえば、そうではない。そもそもドイツに…

ズービン・メータ

メータが帰ってきた! 震災が発生し、フィレンツェ歌劇場の公演が途中で打ちきりになってしまってから約1ヶ月。原発トラブルの余波など依然として予断を許さない危うい状況のさなか、再び彼は日本に戻ってきてくれた。 明日、東京文化会館でチャリティコンサ…

2008/5/6 マンハイム

バーデン・バーデンのホテルをチェックアウトする際に、ちょっとしたトラブルがあった。 午前7時半、チェックアウトしようと思って受付に行ったが、係が誰もいなかった。たまたま担当者が席を離れていたのではなく、どうやらこの時間でまだレセプションデス…

DVD エレクトラ

2010年1月、2月 バーデン・バーデン祝祭劇場ライブ収録 R・シュトラウス エレクトラ 指揮 クリスティアン・ティーレマン 管弦楽 ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団 演出 ヘルベルト・ヴェルニケ リンダ・ワトソン(エレクトラ)、ジェーン・ヘンシ…

2008/5/5 バーデン・バーデン祝祭劇場

2008年5月5日 バーデン・バーデン祝祭劇場 ベートーヴェン フィデリオ 指揮 クラウディオ・アバド 管弦楽 マーラー・チェンバー・オーケストラ 演出 クリス・クラウス ディオゲネス・ランデス(ドン・フェルナンド)、アルベルト・ドーメン(ドン・ピ…

2008/5/5 バーデン・バーデン

バーデン・バーデン。日本語で「入浴・入浴」あるいは「温泉・温泉」。これが市の名前。いい響き(笑)。国際的な高級保養地で、ヨーロッパ中から人々が集まる。滞在中、お金持ちのセレブたちが沢山お金を落としてくれるように、市内にはブティックが立ち並…

2008/5/4 ケルン市立歌劇場

2008年5月4日 ケルン市立歌劇場 ヤナーチェク カーチャ・カバノヴァ 指揮 マルクス・ステンツ 演出 ロバート・カーセン レベッカ・ナッシュ(カーチャ)、ドリス・ゾッフェル(カバニハ)、ダニエル・ヘンリクス(ディコイ)、アルベルト・ボンネマ(…

2008/5/4 リエージュ~ケルン

二日目。 この日の行動予定は結構ダイナミック。以下のとおり。(ただし、時間は記憶による大まかなもの) 午前 リエージュ市内観光 午後1時半 リエージュを出発し、特急でケルンへ 午後2時半 ケルン着 午後4時 ケルン市立歌劇場でオペラ鑑賞 午後6時半 …

2008/5/3 リエージュ王立歌劇場

2008年5月3日 リエージュ王立歌劇場 ドニゼッティ マリア・スチュアルダ 指揮 ルチアーノ・アコチェッラ 演出 ヴァレリー・エスポジート パトリツィア・チョーフィ(マリア・スチュアルダ)、マリアンナ・ピッツォラート(エリザベッタ)、ディアナ・…

2008/5/3 ルーヴァン、リエージュ

「ベルギーに行く」としよう。日本からは直行便がないので乗り継いで行くわけだが、エールフランス航空を利用すると、パリ・シャルル・ドゴール空港で乗り換え、空港駅から‘電車’でブリュッセルに向かうことになる。実際の運行はフランス国鉄の新幹線TGV…

「過去の旅行記」シリーズ

大震災と原発事故の余波はまだまだ収まりそうもない。私の住んでいるところでも未だに余震が起こっている。もう震度3くらいの揺れでは全く驚かなくなっていて、慣れというはスゴイものだなと思う。 クラシックのコンサートやオペラも公演中止が相次いでいる…

震災の影響2

日本全国、更には世界中に連帯の輪が広がり、被災地に向けて温かいメッセージが寄せられている。 先週、欧州サッカーUEFAチャンピオンズリーグ決勝ラウンド一回戦の全ての試合会場で、開始前に黙祷が捧げられていた。「私たちは日本の皆さまと共にいます…

i-Pod

関東近県で計画停電を実施中だ。現代の世の中で電気の恩恵を受けていない人はいない。あるのが当たり前だと思っているので、いざ無くなってみて初めてそのありがたさや重要性が分かった。 夜間に停電が実施された時は、本当に大変だった。真っ暗の中、何も出…

2011/3/13 フィレンツェ歌劇場 トスカ

日曜日。首都圏では交通網もほんの束の間正常を取り戻し、朗らかな陽気と相まって、街角ではいつもと変わらない日常の姿が垣間見えた。 フィレンツェ歌劇場の引っ越し公演、初日。 開催できるのかどうか、開催すべきかどうか、主催者は相当気を揉んだのでは…

震災の影響

私が住み、職場がある埼玉県でも、揺れはすごかった。地震発生以降電車がストップし、当日行く予定だった新日本フィルのトリフォニーシリーズ公演(D・ハーディング指揮)は叶わなかった。都内のほとんどの交通機関が麻痺したのに、公演が行われたというの…

エヴァ・メイ

3月7日、読響の名曲シリーズコンサートに行ってきた。読響主催公演であるが、実質エヴァ・メイのソプラノリサイタル(オペラアリアの夕べ)である。 通常ならこのブログでは公演鑑賞記として感想を書くわけであるが、本日はあえて記事タイトルを「エヴァ・…

2011/3/4 ゲヴァントハウス管

2011年3月4日 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 サントリーホール 指揮 リッカルド・シャイー ブルックナー 交響曲第8番 極めてユニークなブル8だ。ブル8でこれほどまでに面白く尖った演奏は今まで聴いたことがない(生で)。シャイーのブル…

2011/2/12 西部の娘

シカゴ滞在4日目、最終日。ビルが立ち並ぶ大都会のど真ん中にあっては、そろそろ昼間の観光もネタが尽きてくる。自分が美味しい物巡りだとかショッピングとかにも楽しさを見い出せる人間だったら、もう少しこの街の探求を続けられるかもしれないが、あいに…

嗚呼、ザルツブルク音楽祭

今年の8月はザルツブルク行きを決めた。魅力的なプログラムが目白押しだからだ。 ティーレマンが振る影のない女、デノケ主演のマクロプロス事件、ムーティが振るヴェルディのマクベスとレクイエム、滅多に聞けないロシニョールとイオランタでネトレプコが出…

2011/2/27 新日本フィル

2011年2月27日 新日本フィルハーモニー交響楽団 すみだトリフォニーホール 指揮 フランス・ブリュッヘン 合唱 栗友会合唱団 リサ・ラーション(ソプラノ)、ヨハネッテ・ゾーマー(ソプラノ)、パトリック・ヴァン・グーテム(カウンターテノール)、…

2011/2/26 新国立 椿姫

2011年2月26日 新国立劇場 ヴェルディ 椿姫 指揮 広上淳一 演出 ルカ・ロンコーニ 管弦楽 東京交響楽団 パトリツィア・チヨーフィ(ヴィオレッタ)、キム・ウーキュン(アルフレード)、ルーチョ・ガッロ(ジョルジョ・ジェルモン) 他 再演だし、「…

2011/2/11 ローエングリン

2011年2月11日 シカゴ・リリック・オペラ ワーグナー ローエングリン 指揮 サー・アンドリュー・デイヴィス 演出 エライジャ・モシンスキー ヨハン・ボータ(ローエングリン)、エミリー・マギー(エルザ)、グレア・グリムズリー(テルラムント)、…

シカゴ・リリック・オペラ

アメリカ三大オペラハウスの一つ、シカゴ・リリック・オペラ。リリックとは「叙情的な」「詩的な」という意味だが、オペラ用語として軽くてソフトな歌手の声質を表すこともあって、以前は勝手な思い込みで、小規模な室内歌劇場風をイメージしていた。収容3…

2011/2/11 シカゴ3

シカゴ3日目。 この日の天気は曇で、時々粉雪がぱらついた。私にとって今回の観光の最大の楽しみ(音楽鑑賞を除く)はシカゴ美術館(The Art Institute of Chicago)の訪問だったが、ここまでずっと天気が良かったのであえて後回しにしていた。せっかく天気…

2011/2/22 二期会 サロメ

2011年2月22日 二期会オペラ 東京文化会館 R・シュトラウス サロメ 指揮 シュテファン・ショルテス 演出 ペーター・コンヴィチュニー 林正子(サロメ)、大沼徹(ヨカナーン)、高橋淳(ヘロデ)、板波利加(ヘロディアス) 他 お騒がせ演出家コンヴ…

2011/2/10 シカゴ響2

2011年2月10日 シカゴ交響楽団 オーケストラホール 指揮 サカリ・オラモ ワディム・レーピン(ヴァイオリン) シベリウス フィンランディア チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 プロコフィエフ 交響曲第6番 まず、シカゴ交響楽団の由緒ある本拠地…

2011/2/20 マリインスキー歌劇場

2011年2月20日 サンクトペテルブルク・マリインスキー歌劇場 NHKホール プッチーニ トゥーランドット 指揮 ワレリー・ゲルギエフ 演出 シャルル・ルボー マリア・グレギーナ(トゥーランドット)、ウラディーミル・ガルージン(カラフ)、ヒブラ・…

2011/2/10 シカゴ2

デトロイトからシカゴに戻った。今日もいい天気。 まずはミレニアムパークでお散歩。市民の憩いの場で夏には多くの人で賑わうとのことだが、さすがにこの時期は寒いし歩道以外は雪に覆われていて、人が少ない。いるのは外国人観光客で、ビル群を反射するシル…