クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2008/5/4 リエージュ~ケルン

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二日目。
この日の行動予定は結構ダイナミック。以下のとおり。(ただし、時間は記憶による大まかなもの)
 
午前     リエージュ市内観光
午後1時半  リエージュを出発し、特急でケルンへ
午後2時半  ケルン着
午後4時   ケルン市立歌劇場でオペラ鑑賞
午後6時半  オペラ終了
午後7時半  ケルンを出発し、急行でマンハイム
午後10時  マンハイム到着、宿泊
 
 ケルンはオペラだけのための単なる立ち寄り。世界遺産の大聖堂がある町だというのに、目もくれずに疾風のごとく現れて嵐のように去っていく。実を言うと、本当の最終目的地はバーデン・バーデン。そこまで行ければ良かったのだが、到着が深夜になってしまうため、途中のマンハイムで下車し宿泊。つまり、ここも寝るだけの単なる立ち寄り~。
 
 午前のリエージュ市内観光。
 前回(更に遡ること2年前)にだいたいの観光ポイントを回ってしまったため、今回は前回に行けなかったところを中心にブラ歩き。
 町の北側背後に丘(ビューラン山)があり、手っ取り早く登ることが出来る石の階段がある。途中には、疲れた人のためにちゃんとベンチが設置されていた。ふうふう言いながら一歩一歩登っていると、アスリートのような若者がダッシュで階段を駆け上がってきてあっという間に私を追い抜いて行き、こっちは腰を抜かした。どうやらここは体を鍛える格好のトレーニング場所にもなっているようだ。階段の脇には普通の民家が立ち並んでいる。ここに住んでいる人は毎日この階段を昇り降りしているのであろうか?信じられません。
 
頂上から見下ろすリエージュの美しい街並みは、苦労の末にようやくたどり着いたご褒美のようだった。
 
前回訪れた時は改修工事中で中に入れなかった聖バルテルミー教会。ガイドブックによれば、この中にベルギー7大秘宝の一つがあるんだとさ。ちょうどミサの真っ最中で、完全に「観光客はご遠慮ください」の雰囲気だったが、「ちょいとごめんあそばせ」と忍び込んだ。その秘宝とやらの「聖バルテルミーの洗礼盤」を拝んで、そそくさと退散。
 
観光を終えて、ケルンへ移動するためにリエージュ・ギーメン駅へ。
ここで緊急事態が発生!
事前にインターネットで切符を購入しあとは乗車するだけだったケルンまでの特急電車がキャンセルで運行がなくなってしまったのである。
 
こういう事態は、実はヨーロッパではめずらしくも何ともない。過去にも同様のケースに遭遇した経験があるので、とにかく焦らないようにと自身に言い聞かせ、落ち着いて切符売り場のカウンターに並んだ。それでも散々待たされてようやく自分の番になって、「ここは国内線専用のカウンターだから、あっちのインターナショナルカウンターに並び直せ」と言われた時は、マジで血管がぶち切れるかと思ったぜ。クソめ。
 
 係員が示した代替案は、「特急ではなく各駅停車のローカル電車で行け」というものだった。もちろん、次の特急を待つという手段もあったが、それではケルンでの4時開演のオペラに間に合わない。間に合わせたいのなら、時間はかかるがローカル電車で今すぐ出発して行くしかないというのである。
 
 大きな関門が二つ。
一つは途中アーヘンで乗り換える必要があるが、ここでの乗換時間が数分しかないこと、もう一つは順調に行けたとしても、ケルン中央駅の到着が15時40分で、劇場到着が開演ギリギリになってしまうこと。要するに電車が遅れたらアウトというわけだ。
 もっとも、それしか方法がないのだから、もうここは腹をくくって運を天に任せるほかない。もしここがフランスやイタリアだったら暗澹たる気持ちになるが、ベルギーとドイツなので何となく大丈夫そうな予感もした。
 
 天は我に味方せり。
 リエージュ出発のローカル電車は時間ジャストに運行。アーヘンでの乗り換えもスムーズ。ケルンの到着も予定どおりだった。完璧だ!
 と思ったら、ケルン中央駅で少々まごついた。とにかく、こちとら重い旅行カバンを担いでいるわけよ。このため、ケルン駅で荷物をコインロッカーに預けて劇場に向かおうとしたが、この荷物預けに少々手間取ってしまった。ケルン駅を飛び出したのは午後3時50分。駅から劇場までは約10分の距離。つまり、超ギリギリ。
 ケルンの市街も歌劇場も初めてではないため、道に迷わず一直線で向かえたのは幸いだった。それでも小走りで、途中喉が乾いてミネラルウォーター買ったりして、ハアハア息を切らせてなんとか劇場にゴールイン。セーーーーーフ!自分の席で噴き出る汗を拭いながら思った。「疲れた~。こりゃヤバいぞ。寝ちゃうかも・・・。」
 
 鑑賞したオペラはヤナーチェクの「カーチャ・カバノヴァ」。こちらについてはまた次回に。