クラシック、オペラの粋を極める!

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2011/2/27 新日本フィル

合唱  栗友会合唱団
リサ・ラーション(ソプラノ)、ヨハネッテ・ゾーマー(ソプラノ)、パトリック・ヴァン・グーテム(カウンターテノール)、ヤン・コボウ(テノール)、デヴィッド・ウィルソン・ジョンソン(バス)
バッハ  ミサ曲ロ短調
 
 
ここはいったいどこだ!?
ライプツィヒの聖トーマス教会か!?
そう思わせるくらいの神秘的な音楽と敬虔な演奏!
 
新日本フィル、日ごろから古楽奏法に慣れ親しんでいるわけではないのに、「やろうと思えばこれくらいやれますよ」と言わんばかりの見事なアプローチ。もちろん、スペシャリストであるブリュッヘンのいざないがあってこそなのだろうけど、さすがプロフェッショナルだと感心した。
 
ブリュッヘンは、見た目は相当に年を取っちゃった印象だが、頭の中はまだまだ冴えているようだ。タクトは小ぶりだけど、引き出す音楽は雄大
 
管弦楽の奥深さに比べると合唱は熟成の域までもう一歩の感。でも、トレーニングの形跡が見受けられたので、努力賞を進呈しよう。
 
アルトパートをカウンターテノールにしたのはちょっとびっくりしたが、総合的に大変素晴らしいバッハで、堪能させていただきました。