クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2011/2/11 シカゴ3

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 シカゴ3日目。
 この日の天気は曇で、時々粉雪がぱらついた。私にとって今回の観光の最大の楽しみ(音楽鑑賞を除く)はシカゴ美術館(The Art Institute of Chicago)の訪問だったが、ここまでずっと天気が良かったのであえて後回しにしていた。せっかく天気がいいのに、館内に閉じ篭ってしまうのはもったいない。天気が良くないタイミングで美術館に行くのがベスト。で、どうやらそのタイミングが来たようだ。
 
 美術館の開館時間は午前10時半。朝8時には朝食を食べ終えてホテルの部屋で時間を持て余していた私は、ちょっと早かったけどホテルを脱出し、仕方なく曇天の中プラプラ散歩で時間を潰すことにした。
 
 ガイドブックによると、市内の何箇所かの高層ビル前広場に、ミロやシャガールピカソなどによる彫像やオブジェ作品があるらしい。ちょっとした野外ギャラリーというわけだ。しかもこれらは近接していて徒歩で回れる。お散歩と芸術鑑賞を兼ねられて、時間も潰れて、しかも見学代はタダ(笑)。我ながらナイスな観光だと思ったのだが・・・。
 まあ、その、なんだ、所詮は野外にあるオブジェでしかないわけですよ。その場に立ち止まって「ふ~ん・・・」と眺めてもせいぜい3分が限界(笑)。しかも外だから寒いし。あっという間に見回ってしまった。まだ美術館の開館まで一時間以上あるわい。うぅぅ・・・。
 
 そこで私はひらめいた。寒くなくて、楽チンで、安くてお手軽なシカゴ市内のパノラマ観光を。
 ダウンタウンの中心部、高層ビルの間を縫って環状(というより長方形状)に走る高架鉄道。愛称‘ループ’。シカゴの名物。モノレールだと思ってこれに乗ってぐるっと一周し、車窓を楽しめば、これでもうシカゴの街並みの掌握は完璧だ。(ほんとかよ)
 
 ということで、さっそくループに乗りました。
このループ、路線が複数乗り入れているが、その中には一周せずにL字の区間のみで通過してしまうものもあるので、注意が必要だ。
さてと、乗ったはいいが、一周なんてあっという間だった。一駅の区間がものすごく短いのだ。あまり時間は潰れない。仕方なく、もう一周してみました。なんだかなあ、オレ、いったいこんなところで何やってんだろ・・・。
 
そうこうしているうちに10時半になり、無事にシカゴ美術館に入館しました。いぇーい。
世界的に名高い美術館。西洋、東洋、アメリカ、世界中のコレクションが充実。ヨーロッパ絵画を中心にじっくりと鑑賞した。
この美術館でおそらく一番有名な作品と思われるスーラの「グランド・ジャット島の日曜日」。スーラ独特の点描の織りなす妙。近くから覗きこんで愉しみ、離れて眺めてまた愉しむ。
 
ガイドブックには「一日で全てをゆっくり鑑賞するのは困難」などと書いてあるが、はっきり言って美術館で一日中鑑賞し続けるは無理。疲れるだけ。かつて私はルーブル美術館でまる一日を過ごしたら、終いには完全消耗して動けなくなってしまった苦い経験がある。メリハリをつけ、特に見たいポイントを絞って、そこをじっくり鑑賞するのがいいだろう。結局3時間くらいをここで過ごした。
 
昼食は美術館にほど近いドイツパブ風のレストランにて。食事と共にドイツの白ビールヴァイツェンをがぶ飲み。アメリカでヴァイスビアを飲めるとは感激!