2012-01-01から1年間の記事一覧
日本時間の本日未明に行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝は壮絶な戦いとなった。地の利を活かしたバイエルンが先制したが、チェルシーが執念で追いつき、PK戦の結果、チェルシーが初の戴冠となった。 優勝したから言うわけでは決してないが、私はプ…
今、自室で、ロンドン・デッカから発売されたシャイー指揮ボローニャ歌劇場のリゴレットCD(1989年録音)を聴きながらこれを書いている。タイトルロールはもちろんヌッチ。マントヴァ公がパヴァロッティ、ジルダがジューン・アンダーソン、スパラフチ…
現地で効率良くスムーズに観光できるように、いつも事前に「どこに行って、何をするか」を概ね想定し、あらかじめそこの場所や開館時間、お休みの日等を確認するなど、ある程度の下調べをするようにしている。 ところが、今回のミラノ第一日目については、何…
2012年5月1日 チューリッヒ歌劇場 ヴェルディ リゴレット 指揮 ネッロ・サンティ 演出 ジルベール・デフロ レオ・ヌッチ(リゴレット)、セン・クオ(ジルダ)、ファン・ディエゴ・フローレス(マントヴァ公爵)、リリアーナ・ニキテアヌ(マッダレー…
チューリッヒは曇だった。もし天気が良かったら、チューリッヒの旧市街や湖を一望に見下ろせる800メートルくらいの小高い山ユートリベルクにでも登ろうかと思ったのだが、やめた。代わりに、市立美術館「クンストハウス・チューリッヒ」を訪れた。 ここは…
2012年4月30日 シュトゥットガルト州立劇場 プーランク カルメル派修道女の会話 指揮 マルク・スーストロ 演出 トーマス・ビショフ アンヌ・カトリーヌ・ジレ(ブランシュ)、アンナ・ドゥルロフスキー(コンスタンス)、ロザリンド・プロウライト(…
2012年5月9日 イーヴォ・ポゴレリッチ ピアノリサイタル サントリーホール ショパン ピアノソナタ第2番「葬送」 リスト メフィストワルツ第1番 ショパン ノクターンハ短調 リスト ピアノ・ソナタロ短調 ピアノ界の異端児、変人、そして怪物、ポゴレ…
旅行計画段階で楽しみにしていたシュトゥットガルト。ここで、この時期ならではの催し物が行われている。ドイツ語で「フリューリング・フェスト」、要するに「春祭り」ということだそう。4月下旬から約3週間、開催場所は市中心部から4キロくらい離れたネ…
2012年4月29日 フランクフルトオペラ ヤナーチェク マクロプロス事件 指揮 フリーデマン・レイヤー 演出 リチャード・ジョーンズ スーザン・ブロック(エミリア・マルティ)、パウル・グローヴス(アルベルト・グレゴル)、ヨハネス・マルティン・ク…
フランクフルトからローカル電車で約1時間、リューデスハイムという街を訪れた。天気は薄曇りで、時おり日が差す感じ。眼前にはライン川が滔々と流れ、背後はぶどう畑のなだらかな丘陵が広がる風光明媚な観光地。小さな旧市街には石畳の路地を挟んで昔なが…
午前9時40分発フランクフルト行きルフトハンザ・ドイツ航空は、定刻に成田を出発。ああ、定時運行の素晴らしさよ! 常に遅延やキャンセルを心配しなければならない某航空会社とは雲泥の差だ。 機内で、映画などの映像アメニティサービスプログラムの中に、…
本日、無事に、予定どおり全てのスケジュールをこなして帰国しました。上の写真はミラノ郊外の保養地、コモ湖畔。 前回記事で書いたとおり、今回タブレットPCを持っていったものの、現地における旅行記更新は結構難しかった。撮った写真を取り込むことが出…
やあ、こんにちは。 今、ミラノに来ています。今回初めてタブレットPCを持ち歩きました。本当は旅行記を現地から逐一報告できたら良かったですが、はっきり言って上手に使いこなせていません。時間もないし、Wi-Fiの電波環境がイマイチだったりすることもあ…
本題の前に、戯言一つ。 先日、職場内の同じ係の同僚から、飲み会に誘われた。名目は、その「係」の歓送迎会だという。 「5月2日(水)にやりたいと思うが、都合はどうですか?」私以外の人は皆その日でOKだという。 「い、いや~、その~。申し訳ないん…
2012年4月24日 ランカトーレ&アルベロ デュオ・リサイタル 東京オペラシティホール デジレ・ランカトーレ(ソプラノ)、セルソ・アルベロ(テノール)、アントニーナ・グリマウド(ピアノ) ベッリーニ カプレーティ家とモンテッキ家より、夢遊病の…
2012年4月20日 東京都交響楽団A定期演奏会 東京文化会館 指揮 エリアフ・インバル 辻井伸行(ピアノ) ショパン ピアノ協奏曲第1番 ショスタコーヴィチ 交響曲第10番 話題のピアニストが登場するということで、会場は熱気に包まれていた。チケッ…
以前は、ゴールデンウィークや夏休みなど、混んでいてなおかつ高い時期は避け、普通の平日に連続休暇を取って旅行するのが、なんとも言えず醍醐味だった。職場の連中に「じゃ、あとはよろしく頼みます~。おみやげ買ってきますからねー。」なんてちゃっかり…
最近、ブログ更新の日の間隔が空いてきている。3月末から4月にかけてはちょうど年度の切り替わり時期で、仕事も忙しく、そのくせ歓送迎会などの宴会も多いことから、コンサートやオペラに行くことをかなり控えてしまっている。更には、現在、個人的な家庭…
私のワーグナーオペラ初遭遇のことについては、以前に記事に書いたことがある。高校3年生の時、ブラスバンド部で「ジークフリートの葬送行進曲」を演奏することになった関係で、オペラなんか全く興味がなかったのに、無謀にもいきなり「神々の黄昏」全曲に…
2012年4月8日 東京・春・音楽祭 ワーグナーシリーズvol.3 東京文化会館 ワーグナー 歌劇タンホイザー(コンサート形式上演) 指揮 アダム・フィッシャー 管弦楽 NHK交響楽団 合唱 東京オペラシンガーズ ステファン・グールド(タンホイザー)、ペ…
2012年4月1日 新国立劇場 ヴェルディ オテロ 指揮 ジャン・レイサム・ケーニック 演出 マリオ・マルトーネ 管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団 ヴァルテル・フラッカーロ(オテロ)、マリア・ルイジア・ボルシ(デズデモナ)、ミカエル・ババジャニ…
2012年3月18日 バイエルン州立歌劇場 ワーグナー 楽劇ニーベルングの指環より ワルキューレ 指揮 ケント・ナガノ 演出 アンドレアス・クリーゲンブルグ クラウス・フローリアン・フォークト(ジークムント)、アイン・アンガー(フンディング)、トー…
2012年3月23日 東京都交響楽団A定期演奏会 東京文化会館 指揮 エリアフ・インバル 宮田大(チェロ) チャイコフスキー ロココ風の主題による変奏曲 ショスタコーヴィチ 交響曲第4番 一曲目のチャイコ。若手のホープ宮田大がソロを務めた。小澤征爾…
これまで何度訪れたかもう分からないミュンヘン。はっきり言って観光ポイントは見尽くした・・と思っていたら、面白そうな博物館を見つけた。 その名も「ドイツ劇場博物館(Deutsches theatermuseum)」。 場所はナツィオナルテアターやレジデンツの裏手にあ…
2012年3月17日 ザールランド州立劇場(ザールブリュッケン) ワーグナー パルジファル 指揮 上岡敏之 演出 セバスティアン・ヴェルカー ハルトムート・ヴェルカー(アンフォルタス)、イルジ・スルジェンコ(ティトゥレル)、ルーニ・ブラッタベルグ…
エールフランスの成田発パリ便は遅れもなく出発し、翌朝午前4時半にパリに到着。空港で少し時間を潰した後、午前6時にパリ市内へ。そのままパリ東駅に向かい、午前7時6分発のフランクフルト行き特急電車(ICE)に乗り継いだ。 午前9時、あっという間…
上の写真はザールブリュッケン市内。川の向こうに見えるのが、ザールランド州立劇場である。 16日(金)の夜に出発し、本日午前中に帰国という慌ただしさ。実質的な現地滞在はたったの二日である。 今回の旅行であるが、そもそも当初はザールブリュッケン…
今度の週末、ちょっくらドイツ行ってくるわ。 いや、その、土日にオペラを見てくるだけだから。 超短期で、すぐに帰ってくるから心配すんなって。(だれも心配してねえか。) ザールブリュッケンとミュンヘン。 パルジファルとワルキューレ。 ついでにビール…
スクロヴァチェフスキが指揮する演奏会に私が初めて出かけたのは、1987年、海外のオーケストラとの来日公演であった。 この公演のことを覚えている人、あるいは実際に行った人は、相当のマニアではなかろうか。いったいどこのオーケストラと来たとお思い…
2012年3月12日 読売日本交響楽団オペラシティ名曲シリーズ 東京オペラシティホール 指揮 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ ベートーヴェン レオノーレ序曲第3番、交響曲第4番、交響曲第5番運命 骨があって、豪快で、力強く、男っぽいベートーヴ…