クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2012/3/18 ミュンヘン

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 これまで何度訪れたかもう分からないミュンヘン。はっきり言って観光ポイントは見尽くした・・と思っていたら、面白そうな博物館を見つけた。
 
 その名も「ドイツ劇場博物館(Deutsches theatermuseum)」。
場所はナツィオナルテアターやレジデンツの裏手にあるホーフガルテン(宮廷庭園)を囲む建物の一角にある。旅行前にインターネットで偶然発見した。
 
 劇場博物館と言うからには、ドイツあるいはミュンヘン舞台芸術に関する現在過去未来、劇場の成り立ちや存在意義などについての展示があるに違いない。演劇に関することが中心なのだろうが、ひょっとするとオペラについても何かあるかもしれない。もしオペラ上演された伝説的な舞台の装置モデルや写真、衣装の陳列などがあったら、私は思わず目を見張り、釘付けになることだろう。
 
 「きっと面白そうな物が何かある。」そんな期待を込めながら同博物館を訪れた。入場料は4ユーロ。館内は写真撮影禁止。
 
 
たまたまこの時期に、だと思うが、演劇に使うマスク、つまりお面の展示をやっていた。
 
それだけだった・・・・・。
・・・・・。
 
それだけ???   マジ?? ウソ~??
・・・・・。
 
展示スペースも狭く、わずか5分で見終わってしまった。なんじゃこりゃ?
さすがに5分で退館したら、受付係の人も訝しがるかもしれないと思って、仕方なくもう一巡して更に5分くらい面白くもなんともないお面を見学したが、そのたった5分ですらも時間がもったいないと感じた。
 
 「ああつまんねえ。写真撮影禁止だと? アホったら、誰が撮るかこんなもん!」
 なるほど、日本で販売されている旅行ガイドブックには全く紹介されていない博物館だが、もっともだなと思った。
 
 なんだか騙された気分になったので、とりあえず気持ちを落ち着かせるためにホーフガルテン近くヘルデンプラッツにあるテアティナー教会に入る。日曜日ということで、ちょうどミサをやっていた。天上から響くオルガンを聴き、神秘的な儀式を眺めているうちに気分が晴れ、先ほどまでの10分間はもうすっかり忘れました。
 
 この後はいつもの行動パターン。めし食ってビール飲んでふらふらと散歩。ミュンヘンのビールはホントうまいよ。
 
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