チューリッヒは曇だった。もし天気が良かったら、チューリッヒの旧市街や湖を一望に見下ろせる800メートルくらいの小高い山ユートリベルクにでも登ろうかと思ったのだが、やめた。代わりに、市立美術館「クンストハウス・チューリッヒ」を訪れた。
ここは、中世ルネッサンス期のイタリア絵画などのアルテマイスター作品もそれなりに揃っているが、どちらかと言うと、フランス印象派作品なども含めた近代美術が非常に充実している。特に、ピカソやムンク、シャガールの作品が目を惹く。もちろん、スイスの画家であるフェルディナンド・ホドラー、パウル・クレー、セガンティーニらも。コレクションは非常に充実しているので、時間をたっぷりかけてゆっくり回るのがいいだろう。
午後2時頃遅い昼食を取り、その後旧市街を軽くお散歩。この日はメーデーということで、いくつかの広場では労働者の集会が行われていた。このあとデモ行進でもする予定だったのか、あるいは既に行進した後だったのか、いずれにしても警察がパトロールしていて、市内を循環するトラムの一部がストップしていた。
それにしても、毎度感じることだが、スイスは物価が高ぇ~!
ミネラルウォーターのペットボトル(500ml)が1本400円もするんだよ。高ぇ~! ホテル代も高ぇ~!