クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2012/4/29 リューデスハイム

 フランクフルトからローカル電車で約1時間、リューデスハイムという街を訪れた。天気は薄曇りで、時おり日が差す感じ。眼前にはライン川が滔々と流れ、背後はぶどう畑のなだらかな丘陵が広がる風光明媚な観光地。小さな旧市街には石畳の路地を挟んで昔ながらの伝統的でロマンチックな造りによる家が連なり、それらはカフェやレストランだったり、お土産屋さんだったりして、そぞろ歩きの観光客で賑わっている。
 
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 日本人も結構多い。ただし、彼らの多くはツアー団体客。リューデスハイムは観光船によるライン川下りのルート拠点の一つであり、彼らは市内をスピード散策した後、そのまま観光船に乗り込み、あっという間に過ぎ去っていく。まあ、ツアーの目的は、短期間で見どころを最大限に回るというものだから、ある程度そうなってしまうのは仕方ないだろう。
 
 それにしても、リューデスハイム、美しくて良い街である。なるほど、人気のある観光スポットというのも頷ける。散策が気持ちよくて、思わず鼻歌を歌いたくなる。あ、もちろんメロディは「ラインの黄金」ね(笑)。ゆったりと流れるライン川のどこかに、3人のラインの乙女たちが潜んでいるのであろうか。
 
 この街の観光のハイライトとも言えるのが、二人乗り用のゴンドラリフトに乗ってぶどう畑の丘をまたぎながら、ニーダーヴァルトと呼ばれる展望台に登ること。まず、片道約15分位のゴンドラリフトによる空中遊泳が楽しい!そして見晴台からの眺めは絶品!お奨めです。
 
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 その他の見どころとしては、中世の古城がワイン博物館になっていて、昔の製造工程が紹介されていたり、骨董品のようなワイングラスが展示されていたりしたが、まあこちらは「ふつー」かな(笑)。興味のある方はどうぞ。
 
 旅先で「ちょいと一休み」といったら必ずビールを注文するワタクシであるが、ここリューデスハイムはワインの一大産地なので、「それならば」とグラスワインを頂きました。だけど、何となく物足りなくて、やっぱりビールを追加注文(笑)。ランチを取り、ゆっくり過ごして、午後3時半頃にフランクフルトに戻った。
 
 ホテルで仮眠し、夜のオペラに備える。前日は時差と長旅疲れを言い訳にしてオペラ鑑賞中ぐっすり居眠りしたが、今日はそんなわけには絶対いかん。気合い入れて臨んだ。
 
 鑑賞記は次回に。