クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

ゴールデンウィーク旅行

 以前は、ゴールデンウィークや夏休みなど、混んでいてなおかつ高い時期は避け、普通の平日に連続休暇を取って旅行するのが、なんとも言えず醍醐味だった。職場の連中に「じゃ、あとはよろしく頼みます~。おみやげ買ってきますからねー。」なんてちゃっかりお願いして、な。そういういい時代があった。
 
 年が経ち、私も結構いい年になって、年次休暇を申請するのにそれなりに神経を使うようになっている。その結果、比較的休暇取得に理解が得られやすい「夏休み」「冬休み」「ゴールデンウィーク」に出掛けることが多くなった。
 とはいえ、この時期は飛行機代も高いし、何よりも行く時期が決まってしまうため、そこに自分の観たい物があるとは限らないというのが実に悩ましいところだ。
 
 ま、そうは言っても、「行けるだけいいじゃんかよ」というご意見もあり、それは確かにごもっともなので、ぼやくのはココらへんにしておきます。
 
 
 今度のゴールデンウィークの旅行は以下のとおり。
 
4月28日(土)  成田出発   同日午後2時半フランクフルト着
          長旅の後ではあるが、体力的に問題なければ、
          夜フランクフルト歌劇場で「魔笛」を鑑賞予定
4月29日(日)  終日フランクフルト滞在
          フランクフルト歌劇場で「マクロプロス事件」鑑賞
4月30日(月)  電車でシュトゥットガルトへ移動
          シュトゥットガルト歌劇場で「カルメル派修道女の対話」鑑賞
5月 1日(火)  電車でチューリッヒへ移動
          チューリッヒ歌劇場で「リゴレット」鑑賞
          N・サンティ指揮、L・ヌッチ、F・D・フローレス等出演
5月 2日(水)  電車でミラノへ移動
          スカラ座で「トスカ」鑑賞
          N・ルイゾッティ指揮、M・アルヴァレス等出演
5月 3日(木)  終日ミラノ滞在
          G・ヴェルディ交響楽団コンサート
          「ブルックナー交響曲第9番」ほか  クラウス・ペーター・フロール指揮
5月 4日(金)  電車でフィレンツェへ移動
          フィレンツェ5月音楽祭開幕公演「ばらの騎士」鑑賞
          Z・メータ指揮、A・デノケ等出演
5月 5日(土)  飛行機でフランクフルトに戻り、その後電車で再度シュトゥットガルトに移動
          ドイツ・ブンデスリーガ最終節「シュトゥットガルトヴォルフスブルグ」観戦
5月 6日(日)  帰国出発
5月 7日(月)  成田着
 
 
 ドイツから電車でまっすぐ南下してイタリアのフィレンツェにたどり着く旅。移動自体はそれほど無理がない。どの日も全て午前中には移動できるので、観光もそれなりに出来ると思う。
 
 最大の目的で目玉の公演は、もちろんフィレンツェばらの騎士。デノケの元帥夫人を聴くのが楽しみで、今から心が躍る。
 チケットの入手が熾烈だったのは、ご存知スカラ座。トスカなんて別にどうしても観たい演目ではなかったが、フィレンツェに行くためにはミラノ経由が良く、そこでせっかくやっているのなら観てみようという次第。ところが、チケットはあっという間に全日程が売り切れ。なんとか確保したものの、恐るべしスカラ座、恐るべしトスカ。
 
 ブンデスリーガ観戦は昨年のGW以来、二年連続。それぞれのチームに日本人プレーヤーがいるので、日本人にとっては注目のカードであろう。
 
 オペラでもサッカーでもなく、個人的に密かに楽しみにしているのが、シュトゥットガルトの春祭り。秋のミュンヘンのオクトーバフェストみたいな雰囲気を味わえそうだ。ドイツビール好きの私にとっては実にたまらん(笑)。