10月に入って、いよいよ本格的な芸術シーズンが到来した。ウィーン国立歌劇場にティーレマン&ドレスデン・シュターツカペレなど、珠玉のイベントが目白押しだ。私の手帳のスケジュールは予定がいっぱい。今月は8回、来月も11回の公演が予定に入っている。
もちろん、私よりもさらに足繁く通っている猛者もいると思うが、自分に関して言えば、上記の回数は十分過ぎる。容量オーバー気味。チケット代もバカにならないし、交通費もかかる。ブログで感想記事を一つ一つアップするのもだんだん重荷になってくる(笑)。
さらに困ったことがあって、仕事関係や同僚、仲間とのお付き合い、いわゆる飲み会のお誘いをことごとく断らなければならないのが、日ごろ職場での円滑な人間関係を重視している「良き社会人」の私としては、非常に悩ましい(笑)。
つい先日もそうだった。
「どうですか、17日(水)の夜。軽く一杯。」
「あっ・・・ああ・・・う~ん、悪ぃ・・ゴメン」
「ああ、またコンサートですね。じゃ19日(金)は??」
「うっ・・・ううぅ・・・ダメぇ~。」
「まったくもう・・・。コンサートはしょっちゅう行っているんだから、たまにはキャンセルしちゃえばいいじゃないですか!?」
私は愛想笑いしながら、心の中で叫ぶ。
そうこう言っているうちに、すかさず別の所から今度は仕事関連で連絡が来た。
「26日(金)に会議やります。会議終了後、打ち上げやります。大丈夫ですよね??」
「あの、その、誠に申し訳ありませんが・・・その・・・スミマセン。」
「えっ?? ダメなんですか? 会議出席者はみんな参加ですよ! まあ仕方ないですが、本当にダメなんですか?」
再び心の中で叫ぶ。
ティーレマン、普通知らんよなあ・・・。
頼むから、飲み会やる時は「空いている日はいつですか?」から始めてくれよ。どうしても最初から日時が決まっている場合は、「もし予定が空いているのならば、いかがですか?」と誘ってくれよ。「良き社会人」であるオレ様は、こう見えても断ると心が痛むんだよねえ・・・。
更に、嫌な気配が・・・。
職場の親睦会の幹事クンが、早くも年末の忘年会の計画を企て始めた。漏れ聞こえてきたところによると、12月21日(金)が最有力候補とのこと。
ヤバい。マジにヤバい。日本にいない・・・。