ベルリンにやってきた。３度目。戻ってきたという言い方が正しい。リング・チクルスを観ているのだから当然である。つまり、あともう１回「またベルリンに戻ってきた」がある。
午前１１時半に到着。たまたま宿泊ホテルが東地区だったので、イーストギャラリーと呼ばれる「ベルリンの壁」が残るエリアを散策した。シュプレー川沿い。
解体撤去されずに残っているこのベルリンの壁には、ご覧の写真のとおり、壁をキャンバスにした絵が描かれている。写真や映像などで見たことがある人も多かろう。結構本格的で、いわゆるド素人の落書きの類には見えない。それもそのはず、世界的なアーティストが手掛けているらしい。
この壁画が一番有名だろう。ブレジネフとホーネッカーの『兄弟のキス』。ガイドブックにも載っている。
今だったら、プーチンとルカシェンコみたいな構図か。
で、この壁画の前には大勢のギャラリーが集結して、記念撮影。みんなこの絵がお目当て、この絵を見ないとベルリンの壁を見た気分にならない、というわけ。
