クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2023/4/4 ベルリン1

ドレスデン午前9時発の電車に乗り、ベルリンに向かった。午前11時到着の予定だったが、遅延で午前11時25分着。
そうそう、これこれ。これがドイツ鉄道の日常茶飯事。

ベルリン市の中心部を横断し、有名なブランデンブルク門に通じる幹線道路「6月17日通り」。
そこに戦勝記念塔「ジーゲスゾイレ」がある。


「二度の世界大戦の敗戦国なのに、戦勝記念もないだろう」と訝しくなるが、もっと古く、1800年代のデンマーク戦争、普墺戦争普仏戦争に勝利したことを記念した建造物らしい。

久しぶりに訪れ、展望テラスに登ってみようと思った。
ところが、行ってみたら、なんと長蛇の列。
あっさり断念。オレ並ぶの嫌いなんで。
ベルリン到着が遅れなかったら、もしかしたら並んだかも・・。まあいい。一度登っているし、またの機会に。


戦勝記念塔を囲む緑の一帯の中に、ベルビューと呼ばれる大統領府がある。


散歩がてら立ち寄ってみたが、施設は一般開放されておらず、遠目に眺めるだけだ。

戦後ドイツでは、行政トップに位置づけられる首相だと、歴史に名を残し、顔も名前もよく覚えている人が何人もいる。

東西ドイツ統合を果たしたコール。
ピアニストとして、なんとエッシェンバッハとの共演CDまで出したシュミット。
日韓ワールドカップ決勝観戦のため、小泉首相と一緒に日本政府専用機に乗り込んで来日したシュレーダー
そして、お馴染み、現代ドイツの「顔」であったメルケル
彼女が毎年バイロイト音楽祭に通う姿は、クラシックファンに好印象を与えた。

一方で、国家元首である大統領はというと、さすがに外国人である我々にとって馴染みが薄い。現職のお方の名前も顔も思い浮かばない人がほとんどだろう。かく言う私もその一人。


この日の観光は結局これだけ。お昼時だったので、とっととメシ食い、その後ホテルに戻って一休みしたい気持ちに傾いてしまった。
体力、衰えているよなー。もう、そういう年だということ。