クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2018/4/28 ライン川クルーズ、コブレンツ

この日の目的地が変わったことで、観光も急転直下で決まった。「どうしよう? 何しよう?」と焦り悩んだかと思いきや、実はコブレンツに決まった瞬間、あっさりと思いついた。
 
日本人団体ツアー客にもお馴染み、「ライン川クルーズ観光」。
結構ベタなアイデアである。
「公演優先、観光二の次」なんてほざいている俺だけどさ、本当はベタな観光も好きなんだ。今回のゴールデンウイーク旅行は、特に観光に重きを置いているんだよ。
 
川下りは二回目。前回は遥か昔、もう20年以上前のことである。
ここ数年くらい、フランクフルトからケルン方面に向かう行程を検討した際に、「久しぶりにまた乗ってみよう」と思い立っては企画し、機会を伺った。
しかし、いずれも実現しなかった。
実現を阻んだのは、天気だ。やはり遊覧船観光は、気候が穏やかで、天気が良い時がいいに決まっている。
(行程がガチに決められているツアーだと、そこらへんはどうしても運次第になってしまうのだろうね。)
 
この日の天気は晴れ。完ぺき。
フランクフルトからローカル線でリューデスハイムに向かい、そこから出発する始発船に乗る。ゴールデンウイークということで、日本人団体客がいるが、そこらへんは想定の範囲内。むしろ、「日本人と中国人だらけなんじゃねえの?」と思いきや、意外とそうでもなく、アメリカ人やフランス人、有色系外国人も結構いた。
日本のツアーは、主催のツアーコンダクターが船内にワインボトルを何本も持ち込んで、無料のワイン提供サービスを行っていた。さすがきめ細かい! ここら辺はなだらかな丘陵がブドウの一大産地になっているのだ。
 
デッキの先頭付近に座席を確保。風が強いと寒いはずだが、幸い穏やかなので、非常に気持ちがいい。次から次へと川岸に古城が現れ、景色が飽きない。
いやー楽しい!結構テンション上がった(笑)。
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有名な崖であるローレライ付近では、船内放送で同じく有名な「ローレライ」の歌を流すサービス付き。20年前とまったく変わってないや。
 
およそ2時間の船旅。St.GoarかSt.Goarshausenのどちらかの停留所で、ほぼすべての団体ツアー客が一斉に降りる。私も一緒に降りたが、彼らはそこで待機している大型ツアーバスに乗り込み、また次の観光ポイントに向け、嵐のように過ぎ去っていった。
私は、というと、街の端にある駅に向かい、鉄道に乗り換えてコブレンツに向かう。そういう人は数人しかいなかった。
 
コブレンツ。4年前、1月1日にふらっと観光オンリーで立ち寄った。
この街一番の観光スポット、モーゼル川ライン川が交錯するドイチェス・エックは、その時に行ったので今回はパス。
 
 
到着したのが午後1時。食事をし、旧市街をプラプラとふらついた。
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前回はお正月・祝日ということで街中に人が誰もいなかった。こうして大勢の人が集い、行き交っているいつものドイツの風景を見て、なんだかホッとした。