コブレンツからケルンへ移動中の午前は、雨がぱらついていた。一日ずれたら、ライン川クルーズ紀行はアウトだった。また中止の決断をしただろう。危なかった。
ケルンに到着すると、相変わらず曇りのままだが、とりあえず雨は上がった。
この日の観光は、市内には目もくれず、有名なケルン大聖堂なんか一瞥もせず、電車でおよそ15分、ブリュールに出かけた。世界遺産にも選ばれているアウグストゥスブルク城が、ここにある。ミュンヘン王宮内にあるキュヴィイエ劇場にその名を冠しているキュヴィイエが、改築の際にロココ風に豪華に仕上げたとされる。


訪問は2回目。前回はドイツワールドカップの時だから、2006年。もう12年前になるのか。
お城の内部はガイドツアーで巡る。およそ1時間。外国人は、複数の言語に対応するイヤホンガイドが貸与される。日本語もあり。前回はなかったので、便利になった。
ただし、そのガイドの内容が、なんだかいかにも解説書、教科書を棒読みしているみたいだし、興味のない歴史の勉強を強いられているみたいで、面白くない。だんだんと飽きてしまい、途中で完全放棄。ドイツ人ガイドさんが話す流ちょうなドイツ語を聴いている方が、マシ。もちろん97%理解不能。3%くらい知ってる単語が耳に入るが、それが理解の何の足しになろうか。
なお、城内は写真撮影禁止。
どういうわけかドイツって、お城とか宮殿とか、撮影禁止が多い。
なぜ?? いいじゃんかよ。何が悪ぃんだよ。ケチ。