クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2016/3/20 ベルリン2

壁博物館/ハウス・アム・チェックポイント・チャーリーを訪れた。
ドイツを東西に引き裂いた壁、自由を手に入れるために命がけで脱出しようとする人々と阻止しようとする人々の衝突・・・。分断は今となっては歴史でしかないが、数々の展示を見ると、その歴史はほんの少し前にあった厳然たる事実であったことが分かる。
 
一室に、チェリストロストロポーヴィチが演奏する銅像が展示されていた。彼は平和を希求し、分裂を糾弾し、統一を願い、音楽家として出来ることを実行した。壁の前でチェロを弾き、演奏で祈りを捧げたのである。この展示はその功績を示したものだ。
ロストロポーヴィチの勇気ある行動は私も知っていたが、音楽ファンとして改めて心が揺さぶられた。
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この壁博物館のすぐ前に、当時東と西の通行検問所があった。それがチャーリー・チェックポイント。米軍が管理していた。
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写真のように、今も制服を着た軍人のような人たちがその場を見張っていたが、彼らはいったい何者なのだろう?博物館が雇っているパフォーマー?歴史遺産を守るお役人?それとも本当の軍人? 謎であった。
 
続いて訪れたのは、そこから徒歩数分にある「テロのトポグラフィー」というゲシュタポナチス親衛隊SSなどの資料館。元々そこの場所にこれらの建物があったのだが、空爆で破壊された。資料館の前にはベルリンの壁の一部が残っており、地下牢なども見学することが出来る。
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