クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2011/8/17 ザルツ近郊2

 ザルツブルク郊外ドライブ二日目。この日もいい天気。
 旧市街にある駐車場から勢い良く飛び出したはいいが、ザルツブルクの中心部は道路が入り組み、なおかつ一方通行も多くて、市を抜け出すのに一苦労。
「あれ?この道なんか違うみたい。」
「あらら。じゃ、もう一度さっきの所まで戻って、そこからやり直ししましょう。」
 慣れないうちは大変だ。
 
 最初の目的地アニフ。目指す教区教会は、尖塔はすぐに見つかったのだが、肝心の入り口を見つけるのにやっぱり車でぐるぐる回ってしまった。
 
 ここ教区教会敷地の墓地の一画に、世紀の大指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンのお墓がある。永くクラシック界の帝王として君臨したカラヤンであるが、お墓はとても質素で、ひっそりと静かに眠っている。
 教会のすぐ脇の交差路で、カラヤンの彫像を見つけた。この彫像は10年前に訪れた時は教会敷地内にあったと記憶する。どうやら移設されたようだ。
 
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 続いて、カラヤンが在命中に住んでいた居宅を探す。Herbert von Karajan通りを更に突き進んだところ。邸宅は、今は別の私人の手に渡っているため、車内から「ほら!アレだよ!あれ!見た?OK?」と簡単に済ませ、車の向きを返し、アニフを離れた。
 
 
 続いてドイツの奥座敷ベルヒテスガーデンへ。目的地はアルプスの山々に囲まれた神秘的な湖ケーニッヒ湖。ここで遊覧船に乗るつもりだったが、運悪くちょうど出航してしまい、次の船は30分以上待たなければならなかった。さらに、いったん船に乗ると、片道一区間だけで40分の時間を要すことが分かり、これではとても昼頃までにザルツブルクに戻れないということで、断念。その代わり、すぐ近くにあるゴンドラ乗り場からイェーナー山頂に登り、パノラマを楽しんだ。
 
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 山頂からさらに少しハイキングすれば、美しいケーニッヒ湖を見下ろせる展望台があるのだが、これもやはり時間の関係でパス。
 Sくんが言った。
「夜のコンサート・オペラがなければゆっくりできますね。次回はそういう日程を組んでもいいですね。」
 
 私がすかさず答える。
「無理無理無理!! 夏のフェスティバル期間中にザルツに来て、コンサート・オペラを入れない日程を組むなんて、少なくとも我々には無理!!」
 
 三人で笑い合いました。