今年4度目の旅行の出発がいよいよ明後日に迫った。今回もまた(といっても昨年12月以来だが)エールフランスを利用する。
はっきり言うが、エールフランスはサービスも特段良くないし、値段も安くないし、遅延も頻繁、キャンセルも頻繁、ストライキも頻繁、職員も融通が利かず・・・と、とにかく良いところがない。これまで何度も痛い目に遭っている。にも関わらず毎度利用し続けているのは、たった一つのメリットが存在することよる。
「欧州便で唯一、日本を夜に出発し現地に早朝に着くフライトを有している」ことだ。
今回の旅程を例にしてみよう。
10月7日(木)の夜にハノーヴァーで「ラインの黄金」を観るのだが、そのためには普通だと6日(水)は仕事を休みにして出発しなければならない。往きのために一日が潰れることになり、そのために一日仕事を休む必要に迫られる。
ところがエールフランスだと、夜9時55分発の飛行機がある。仕事を休む必要がなく、年次休暇も節約できる。欧州への到着は翌日の午前中なので、その日の夜のオペラは十分に余裕、という訳なのだ。
だが、本当にエールフランスには懲り懲り、出来る事ならとっとと見限って他社便に切り替えたい、というのが偽らざる本音だ。どこか、どこでもいいから、夜便に参入してくれないものか?
そんな私に、大いに期待を抱かせる朗報が耳に飛び込んできた。
羽田空港の国際化、ハブ化である。
成田空港との棲み分けを図るため、特に夜間早朝便を設けるのだという。これはいいぞ!
私は期待に胸を膨らませて情報を待った。
それでも、全日空や英国航空が来年以降の参入を目指しているとか、ルフトハンザ航空も将来の参入には含みを持たせるとか、そういう噂もチラホラ聞こえる。本当に早く、一刻も早くそうしていただきたい。ああもうエールフランスとは縁を切りたい。
と散々文句言い放題だが、とりあえず無事に安全に行って帰ってきたいので、いったん引っ込めてエールフランスに「どうぞよろしくお願いします」と申し上げます。一つよろしく頼みます。ホントよろしく頼んます。ホント、ほんとに、本当に、だよ。ったく。