指揮 ユーリ・テミルカーノフ
2003年10月のサンクトペテルブルグフィル来日公演によるタコ7番はすんげえ名演だった。音の大きさ、鳴りがとてつもなかった。「やっぱ、ショスタコ聴くならロシアのオケだな」と思ったものである。
しかしながら、ロシアのオケが来日したからといって、いつもショスタコを演奏してくれるとは限らない。ニッポン人はチャイコが好きだからね(笑)。人気において、タコはチャイコにかなわない、残念ながら。
ということで、上記の公演のタクトを振ったテミルカーノフによる読響の演奏に「あの爆演をもう一度!」と期待しようではないか。
で、結果はどうだったかというと、「キターッ!」って感じ(笑)。
もちろん、サンクトペテルブルグフィルの鳴りにはほど遠い。これはしょうがない。サッカーで言うところの、いわゆる「フィジカルの差」ってやつだ。日本人は日本人のやり方で堂々と世界に臨んで欲しい、岡田ジャパン。
もちろん、サンクトペテルブルグフィルの鳴りにはほど遠い。これはしょうがない。サッカーで言うところの、いわゆる「フィジカルの差」ってやつだ。日本人は日本人のやり方で堂々と世界に臨んで欲しい、岡田ジャパン。
会場も湧いた湧いた。ブラボー飛びまくり。日本のオケの演奏会で、団員引き上げ後の指揮者単独カーテンコールは、スクロヴァなどの特別な指揮者を除けば珍しい。テミルにはその資格があった。