クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2024/3/23 ドレスデン

パリを離れ、次の目的地はドイツ。いったんベルリンに飛んで、そこで鉄道に乗り換え、ドレスデンに向かう計画。残念ながら、パリからドレスデンへの直行の飛行機便はなかった。

この「ベルリンに飛び、鉄道に乗換えて」というのが、クセモノ。旅行前からずっと心配の種だった。
というのも、このところドイツ鉄道DBがやたらとストライキを連発していたからだ。
それに、運行したとしても、遅延が多い。とにかく悪名名高いDB。

私は保険を掛けた。
ドレスデン行きの鉄道チケットに加えて、更に長距離バスも予約しておいた。二重予約・二重料金だが、これは安心料。万全の対策を取ったのだ。それに、バスの料金はそんなに高くない。

そうしたら、今度はパリ発ベルリン行きのエール・フランス便が遅延。ベルリン到着が約40分遅れた。
この影響で、鉄道への乗換時間が厳しくなった一方、バスであればまだ比較的余裕があった。
(飛行機の遅延の可能性を考慮した上でバスの予約をしたのは、当然のこと。)

ということで、バス利用に急遽切り替え。

もし保険をかけていなかったら、飛行機が遅延した際、かなり焦ったと思う。
ファーストチョイスではなかったが、バスは空港からドレスデンへ直行だったし、結果的に良かったのであった。


午後2時ドレスデン到着。
この日のオペラの開演は、午後4時。
とにかくオペラが観られればそれでいい。観光は最初からするつもりがなかった。オペラに間に合ったわけだから、すなわちオーケー。


ドイツに着いてみたら、寒かった。天気は雨のちくもり。
パリでは連日天気が良くて、日中の気温は18度くらいと暖かかったのに、こっちは最高気温が11度。コートが必要。まあ、ドイツらしい天気と肌寒さと言えば、そのとおり。


ところで、話は変わる。
この日オペラを観終えたら、翌日にはすぐに移動でここを離れるのだが、計画段階ではそのままここに留まり、もう一泊するという選択肢があった。
翌日、ドレスデンではシュターツカペレ・ドレスデンのコンサートがあったのだ。
指揮者は、大巨匠のヘルベルト・ブロムシュテット

ただし、ブロムシュテットはご承知のとおり、高齢でこのところ病気や怪我などにより、公演キャンセルが続いている。

結果としてSKDのコンサートをパスし、計画に組み込まなかったが、ブロムシュテットがここで出演するのかについてはずっと注目し、動向をチェックしていた。出演するということは、つまり今後のコンサート活動再開に明るい兆しが見えるということなのだから。

10日くらいまでキャンセルの情報はなく、公式HPにも巨匠の名がずっとクレジットされていたので、「これは大丈夫か!? もしかして復活か!?」と見ていたが、日本からの出発前日である17日に改めてチェックしてみたところ、指揮者がマンフレート・ホーネックに変更になっていた。

ああ、やっぱりダメだったか・・・。
これは秋の来日、厳しいかもね・・・。