クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2024/3/19 パリ1

パリ観光をスタートしよう。天気は晴れ。気温は朝8度くらい、昼間は17度くらい。

4年ぶりのパリ、まずは有名なシャンゼリゼ通りとルーヴル美術館の間に位置するコンコルド広場から。

ここはフランス革命時、ギロチン刑場だった場所。マリー・アントワネットやルイ16世らが断頭台の露へと消えていった。思いを馳せれば、歴史の重苦しさがずしりとのしかかってくる場所だ。
時代が遷った現代。来たる夏季オリンピックでは、この広場で新種目いかにも“今どき”な「ブレイキン」という競技が開催される。

エッフェル塔を望むことが出来るセーヌ川沿いのお散歩コース。
川岸では、オリンピックの開会式の準備に向け、着々と工事中。

1900年のパリ万博に合わせて建造され、セーヌ川に掛かる橋の中でも最も優雅と言われるアレクサンドル3世橋。

この橋を渡って進むと、ルイ14世が戦争で傷んだ兵隊を収容するために建設したという施設アンヴァリッドがある。前回訪れたのはたぶん四半世紀くらい前で、超久しぶり。オリンピックでは、マラソンのゴール地点がここだそうだ。

このアンヴァリッドの中のドーム教会に、ナポレオンの墓がある。見学は、軍事博物館と共通の有料チケットが必要。さすがに重厚だ。


歴史上における彼の客観評価は分かれるだろうし、現在においても様々な検証が行われているはずだが、一般のフランス人にとっては、今もなお絶大なる英雄であることに間違いはなかろう。

軍事博物館は、中世から近代までの戦争の歴史に関する展示。

内容はものすごく充実していて、じっくりと見学すると、最低でも半日、下手すると丸一日かかってしまう。こういうのに興味がある人にとってはたまらない場所だと思うが、普通の人はある程度的を絞り、効率的に巡るのが得策と言えよう。

ナポレオンに関する展示室もちゃんとあって、そこに飾られている肖像。威厳さがハンパない。

ここまで回って、午後1時。昼食を済ませて、午後2時。
少し早いが、時差も抜けない旅行の序盤。疲れないように無理をせず、夜の公演に備え、ホテルに戻った。