クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2002/5/1 マドリード1

早朝レヴァークーゼンを離れ、デュッセルドルフ空港からマドリードにやって来た。
マドリード、この時2回目の訪問だが、前回2000年に初めて訪れた時の目的は、観光とサッカー観戦だった。今回と同様だ。

つまり、この時まだ私はマドリード王立歌劇場(テアトロ・レアル)に足を踏み入れていない。オペラ鑑賞のためにマドリードを訪れるのは、もう少し先の話、3年後の2005年5月まで待たなければならない。

でも、とりあえず劇場の前まで行って、写真だけは撮りました。

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こちらは王宮前広場。

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王宮の中も見学したが、写真が残っていないので、ということは館内撮影禁止だったのかもしれない。

欧州サッカー好きにとって、「レアル・マドリード」は特別な響きを持つ。イギリスで発祥したサッカーの歴史は、スペインのこのクラブを抜きにして語ることが出来ない。
特に、デ・ステファノを擁しての1955年シーズンからのチャンピオンズカップ5連覇は、伝説であり、燦然と輝く偉業。レアル・マドリードこそフットボールクラブのアイコンであり、代名詞。世界中の憧れである。
だから、サッカー観戦を目的としてこの地に降り立つ時、「ついに来たぞ」といった感慨が沸き、武者震いさえ起きるのだ。

そんなファンが是が非でも訪れなければならない場所がある。
サンチャゴ・ベルナベウ」スタジアムに併設されている「レアル・マドリード博物館」である。

以前にバルセロナを訪れた時、カンプ・ノウの「FCバルセロナ博物館」に行って、腰を抜かした。
輝かしい戦績を裏付ける膨大なトロフィー、カップの数々。いったいどれだけタイトルを獲得したら気が済むというのか?

マドリードの博物館も、まったく一緒だ。
同じく膨大なトロフィー。栄光の軌跡の証拠品をこれでもかとばかりに並べ、「どうだ!」とばかりに威張り散らしている。世界を征服しようとしたスペイン王朝の尊大さ。
だが、これぞマドリード市民の誇り。彼らにとって、レアルは単なる我が街のフットボールクラブではなく、アイデンティティであり、プライドそのものなのだ。
(一部アトレティコのファンを除く)

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歴史に名を刻んだ往年の名選手の写真の中に、レアルの監督(後にスペイン代表監督も務めて名将の称号を手にする)ビセンテ・デル・ボスケを見つけた。若ぇ!(笑)

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