クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2023/7/15 ミュンヘン2

オスロ発午前7時15分の飛行機に乗るため、午前4時に起床。ミュンヘンには午前10時到着。
天気は晴れ。ていうか、暑い! なんと30度!

ちょうどこの少し前、日本に猛暑が到来し、東京・埼玉など各地で38度に到達したというニュースをネットで眺めていた。
北極圏にいた私は、「やれやれ、大変だのう・・」と、完全に他人事でせせら笑っていたのだが、まさかミュンヘンに来てこんなに暑いとは!

どうやら猛暑は欧州にもやってきた模様。イタリアやギリシャでは、最高気温で40度を超えたのだという。異常気象はもはや世界レベル。


さて、この日のミュンヘン観光は、かねてから行ってみたいと思っていた場所。
ドイツが誇る世界的な名門フットボールチーム、FCバイエルン・ミュンヘンのクラブハウスと練習場だ。

シーズン中であれば、選手たちがここで練習を行い、週末の試合に備える。公開練習もあり、そのスケジュールはクラブの公式HPで情報を得ることが出来る。きちんとそのタイミングで訪れれば、憧れの選手たちの姿を見ることも出来るだろう。運が良ければ、サインもゲット出来るかもしれない。

ところが、今はちょうどオフシーズン。

バイエルン・ミュンヘンはこの後、日本に出稼ぎツアーでやって来ることになっていて、噂によれば、選手たちは既に別のリゾート地で合宿に入り、トレーニングを始動しているとのことであった。ただ、どっちにしても、ここでは何も無し。(ユースチーム、もしくはクラブ会員と思しき人たちが練習をしていた。)

別にいいのさ。構わない。
選手たちを見たい、あるいは練習風景を見たいというより、ただ日頃の練習を行っているその場に行ってみたかったわけだから。訪れて、「ここかぁ~~」とフィールドを見渡し、雰囲気だけ感じることができれば、自分的には満足というわけさ。


面白いことに、ミュンヘンのもう一つのクラブチーム、「1860ミュンヘン」のクラブハウスと練習場も、なんとまあ同じ界隈。隣の地区、目と鼻の距離なのである。

1860ミュンヘン。愛称ゼヒツィッヒ(60のドイツ語)。
もちろんバイエルンとは比肩すべくもない。方やドイツの雄、絶対的王者。方や現在リーガ3部。天と地の差。

落ちたなあ・・・。
いちおう古豪なんだよな、ゼヒツィッヒ。その昔、ブンデス優勝したことだってある。バイエルンミュンヘンダービーで激しく戦ったことだってある。
私もゼヒツィッヒの試合、一度観に行ったことがあるんだ。オリンピック・スタジアム(オリンピア・シュタディオン)へ。対戦相手は当時トーマス・ヘスラーが在籍していたカールスルーエだったな。

それが今や3部に低迷・・・。

浦和レッズファンの私としては、なんだかさいたま市内のもう一つのクラブ、大宮アルディージャを思い起こしてしまい、同情のあまり思わず目にハンカチを寄せてしまう・・・。
さいたまダービー、懐かしい。もう二度と叶うことのない見果てぬ夢なのか・・・。


この日の観光は、いったんこれで終了。
ホテルに戻って一休みしたら、この時期のミュンヘンとっておきのイベントに出掛ける。
「カルテンベルク中世騎士祭り」。
めちゃくちゃ楽しみにしていたイベントなんだ。