クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2023/4/9 バーデン・バーデン

午前4時過ぎに起床。まだ夜も明けない5時にホテルをチェックアウトし、ベルリン・ブランデンブルク国際空港に向かった。午前7時15分発のフランクフルト行きの飛行機に乗るためだ。
本日の目的地はバーデン・バーデン。ドイツ南西部、フランス国境に近い都市。ベルリンから直行の飛行機は出ていないため、まずフランクフルトに飛び、そこから電車を乗り継いで向かう。

当初、ベルリン発午前10時45分の飛行機を予約し、バーデン・バーデンに午後2時半に到着する計画を組んでいた。この日の公演の開演時間は午後6時。このフライトなら起床も楽だし、開演までの余裕もあるだろうし、良い計画と見込んでいた。

だが・・・。
ふと思い直し、再考する。

もし出発の飛行機が遅れたり、キャンセルになったりしたら・・。
それによって、もし予定の特急列車に乗り継げなかったら・・。
さらに電車も遅延したら・・。

余裕と見込んだ計画は、あくまでも利用する交通機関が予定どおりに運行することが大前提。飛行機から電車への乗り継ぎはリスクがある。これらが順調に定時運行する保証、あるのか?? ルフトもドイチェ・バーンも結構怪しいのはよーく知ってるだろ?

そう考えたら、途端に不安に駆られた。
結局、飛行機の便を変更。それに合わせて電車の予約も変更。
余計な変更手数料(あるいはキャンセル料)がかかったが、仕方がない。リスク管理の方が大事だ。早朝明け方の出発はキツかったが、運行トラブルで公演の鑑賞予定に黄色信号が点滅することだけは絶対に避けなければならないのだ。

ベルリン・ブランデンブルク空港。

手狭だったテーゲル空港の代替で新築された国際空港。建設開始となってから完成工期が遅れに遅れ、2020年10月にようやくオープンした。さすがに綺麗。

テーゲル空港、中心部からとても近い空港で、利便性がよく、私は個人的に好きだったけどな・・。


午前11時半にバーデン・バーデンに到着。遅延もなく無事に来られてよかった。

バーデン・バーデン。温泉温泉。4回目の訪問である。
のどかな田舎町だが、ドイツでも屈指の保養地、高級リゾートということで、街中にはブティックやブランドショップが立ち並ぶ。カジノもあって、お金持ちにゆっくり滞在してもらい、遠慮なくお金を落っことしてもらおうという魂胆ありあり。
こうした娯楽の一環として祝祭劇場があり、年間を通じて様々なコンサートが催されている。

その祝祭劇場の目玉の催しが、毎年この時期に開催される「イースター・フェスティバル」だ。
何と言っても、あの天下のベルリン・フィルがこの音楽祭のレジデント・オーケストラなのである。


その前に、まず観光。街は緑に囲まれ、散策だけでも十分に楽しい。
高台にある展望台から眺めた景色。

でも、せっかくここに来たのなら、やっぱり温泉に行かなくっちゃ。

高級で本格的な療養温泉入浴ができる施設もあるが、誰でも気軽に利用できるのが、「カラカラ・テルメ」。過去に1度訪れたことがあり、2回目の利用。

日本の温泉と違い、水着の着用が必要。サウナ付き温水プールクアハウスのイメージ。
わたくし、ちゃんと日本から持参したでござる。
もし水着を持っていなくても、施設で売ってるし、バスタオルのレンタルもある。
(ちなみに、上に書いた高級温泉施設「フリードリヒ浴場」では、全部脱いで入る。しかも混浴。)

温泉というのは、単に湯に浸かるだけなのに、ほんとリラックス出来るものだね。
温泉に入り、メシ食い、軽く一杯で、その後は夜の公演に備え、ホテルで休む。
極楽じゃのう。