サッカーの観戦チケットもそうなのだが、ドイツでは公演チケットに公共交通機関(鉄道、トラム、バスなど)が無料で利用できるパスが含まれていることが多い。どうぞ劇場への足に使ってくださいということ。「コンビチケット(※)」と言うのだが、これは実にありがたいサービスだ。
※1 もちろん近郊網のエリアのみ。
※2 すべてのチケットに適用というわけではないので注意。コンビチケットかどうかは券面に書いてある。
この日、ベルリンから飛行機でフランクフルト国際空港に再び戻った。空港駅からヴィースバーデン中央駅までのSバーン利用はタダ。中央駅から劇場にほど近いホテルまでのバスもタダ。
まあ、タダというよりこれらの料金が公演チケット代に含まれているというのが正確かもしれないが、感覚としてはタダ。
ちなみに翌日、今度はフランクフルトに移動するにあたり、フランクフルト歌劇場のチケットもコンビチケットなので、交通費はタダ。いやー素晴らしい(笑)。
さて、今日はヴィースバーデンの街を紹介しよう。
バーデンとは温泉という意味。つまりここは保養地である。だが、同じドイツ国内にあるバーデン・バーデンがかなり田舎で、いかにも温泉リゾートという感じがするのに対し、ここヴィースバーデンは普通の都市。それもそのはず、ヘッセン州の州都なのだ。(ヘッセン州には世界的な都市フランクフルトがあるが、実は州都ではない。)
ここが温泉保養地だなあと感じるのは、所々で湯けむりが吹き出ていることと、カジノがあることだろう。
源泉から沸き立つ湯を興味深そうに見つめる子供たち。かわいいね。
歌劇場はカジノの建物の横にある。実に立派。周辺は緑が美しい公園。
旧市街の中心にそびえ立つ議事堂とマルクト教会がとても荘厳で美しい。
せっかくなら外国で温泉に入ってみるのも一興。私も翌日行ってみました。そのレポについては、また次回としましょうか。