クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2021/12/18 大阪

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こんにちは~ こんにちは~ ♫(三波春夫

ヤバい。頭の中でメロディーがループし、止まらない。誰か止めてくれ~。

 

1970年大阪万博エキスポ。半世紀も昔かー。
わたくし、小学1年生でござった。当時、TVニュースで盛んに報じられていたから、「何かやってんだなー」みたいに、子供ながらに思い眺めていた。その映像の断片は今も脳裏に残っている。
特に、その前年にアポロ11号が初めて月面着陸したということで、その時に持ち帰った「月の石」がアメリカのパビリオンで展示され、見学のためにめちゃくちゃ長い行列(数時間待ち)を作っていた様子は、記憶が鮮明だ。

アホくさ、たかが「石ころ」だぜ!?(笑)

そうじゃなくても、来場者による混雑はすさまじく、どこのパビリオンもとにかく人、人、列、列・・・。

まあ確かに、当時にしてみればすごいイベント、オリンピック並みのプロジェクトだったんだろう。海外旅行は庶民にとってまだまだ手の届かない時代だったのだろうから、世界各国の文化紹介展示や最先端技術紹介展示を日本に居ながらにして見学できるとあっては、人々が殺到するのも無理はないわな。
もっとも、もし俺が当時の人間だったとしたら、まず一瞬行きたいという衝動に駆られ、次に凄まじい混雑のニュースを耳にして、あっさりと断念したに違いない。並ぶのが嫌いな人間だからね(笑)。

現代だったら、日時指定の事前ネット予約になるだろう。当時はそこまで発達していなかったからな。


万博のシンボル、岡本太郎の「太陽の塔」。

初めて生で見ました。
写真とか映像とかで見るよりも、はるかに大きく、そしてカッコいい。今なら私もはっきりと断言できる。これはシンボルというより、明らかな芸術作品だ。さすが「芸術は爆発だ!」の岡本さん。

平成30年の耐震工事完了と併せて塔の内部見学が復活(予約制)。これがまた実にアート。

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万博の各出店施設は終了後に取り壊されたが、その内の一つであった「鉄鋼館」が残され、記念館として有料展示されている。当時の記録や博覧会の様子など残っている映像と共に紹介されていて、非常に興味深い。

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また、ホワイエスペースで「プレイバック1970~大阪万博のあった時代」と銘打った期間限定企画展が開催中。当時を知る人間にとって非常に懐かしいレトログッズが並んでいて、これまた興味深い。


公園内は、豊かな木々に囲まれ、絶好のお散歩スポットだが、さすがに冬はちょっとシーズンじゃないな。春から初夏にかけて訪れたら、さぞや気持ちよく過ごせるだろう。

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