バレンボイム、どうやら無事に来日したらしい。
招聘した会社が5月28日に公式ツイッターで、はっきり「誰が」と明確にしていないものの、『ホテルに着きました!!』という投稿を出した。
なんではっきり「バレンボイムが」って言わないの??
・・などということは、とりあえずさておき。
リサイタル初日である6月2日まで一週間を切っている。
つまり、通常要請される2週間の隔離待機が免除されたということだ。
いいの??
もちろん、入国後の厳格な行動コントロールを含めてビザ申請し、文化庁や総務省などの関係当局がこれを正式に認めたのだから、いいわけである。
ムーティもそうだったよな。
要するに、ムーティやバレンボイムは特別、特例。
別格扱いをしたわけだ。
まあな、確かに別格なんだけどさ・・・。
それくらい偉大なる芸術家であることくらい、百も承知。
すごいよなあ・・・。
それでも、「いいのかよ?」というモヤモヤ感は残る。
インバル、ラザレフ、フェドセーエフといった巨匠たちだって、きちんと2週間隔離を受け入れているのだ。
それに、彼らがもしかしたらウィルスを持ち込んでいるかもしれないという危険性は、「偉大なる芸術家」という話とはまっっったく関係ない別問題なのである。
まあとにかく、ムーティやバレンボイムは、各国首脳級、あるいはIOCの某会長や役員などの扱いに準じられた。
日本が世界に向けて発信、アピールしている「高松宮記念世界文化賞」の受賞者だからだろうか? ちゃんと敬意を払ってますよ、みたいな(笑)。