クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2002/4/28 ポツダム

ベルリン、三度目だったことに加え、既に前日まで四日間も過ごしたことで、さすがに市内の主な観光ポイントはだいたい回った感じになった。
ということで、この日は郊外のポツダムに出掛けた。市の中心部からSバーンで約40分。

ポツダムはこの後、2016年3月にも訪れたことがあり、このブログ旅行記でも報告している。

ここの観光で気を付けなければならないのは、見どころのエリアが市内に大きく広がっていて、短時間で効率良く回るのが結構難しいということ。
ポイントを絞るのなら、プロイセン王フリードリヒの夏の居城だったサンスーシ宮殿を押さえれば、それで良い。

f:id:sanji0513:20200802112651j:plain

f:id:sanji0513:20200802112705j:plain

f:id:sanji0513:20200802112719j:plain

このサンスーシ宮殿にしても、ポツダム中央駅から2キロ以上離れた広大な敷地の中にある。バスで向かい、宮殿を見学し、庭園、中国茶館などを見て回ったら、あっという間に午前中が終わった。
本当は第二次世界大戦の戦後処理について三カ国首脳会議が催されたツェツィーリエンホーフ宮殿にまで足を延ばしたかったが、断念した。

この時のやり残しと教訓が、2016年3月の再訪へとつながっていくわけである。
宿泊滞在し、なおかつレンタサイクルで足回りの機動力を大幅にアップさせて、2002年に回りきれなかった観光ポイントを補完。何とかリベンジを果たしたのであった。


この日、昼食を取ってホテルに戻ると、私は自室のテレビの前に陣取り、スイッチを付けた。観たいテレビ番組があったので、観光を早めに切り上げたのだ。

F1グランプリ第5戦バルセロナ大会の決勝。
鈴鹿で行われる日本グランプリ以外で、たとえテレビとはいえ、現地時間のライブでF1を観られるというのは、何だか嬉しい気分。

この頃のF1界には、絶対王者が君臨していた。
フェラーリ在籍のドライバー、ミヒャエル・シューマッハー
圧倒的な強さを誇り、この年、全17戦中11戦で優勝。バルセロナ大会でももちろん優勝。

「皇帝」「サイボーグ」というあだ名まで付けられたシューマッハー
だというのに、引退後、スキー事故に会い、今もなお闘病中。意思疎通が難しい状況は変わらないそうだ。
彼にとって、なんという人生の末路であろう。
それでも、ミヒャエル・シューマッハーは、F1界の偉大なるレジェンドとして、記録においても、人々の記憶においても、ずっと残り続ける。

f:id:sanji0513:20200802112742j:plain