クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2019/10/11 リヨン

台風の被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
すみません、呑気に旅行記アップしちゃって。
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パリのホテルを出発した午前8時の気温は9度。晩秋が漂っていた。
で、午前11時に到着したリヨンの気温は24度。まるで初夏。雲一つなく、突き抜けるような青空がまぶしい。

本来ならウキウキ気分になるはずなのに、今一つそうならないのは、ネットから刻一刻と情報が伝わる日本の台風情勢が気になるから。
名を連ねているLINEグループの仲間たちからも、「皆さん気を付けましょうね」みたいなメッセージが次々と入り、どう反応してよいのか戸惑う。
「いやー、こっちは今バカンス中なんで、申し訳ないけど皆さん頑張ってね~(笑)」なんて、とてもじゃないが書けねぇ。ここは沈黙、既読スルーを貫く。

とはいえ、塞ぎ込んでいても仕方がないので、とりあえずは普通にリヨンを観光。

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ソーヌ川沿いや旧市街界隈をお散歩した後、ミニチュア・シネマ博物館を訪れた。
おおまかに言うと、映画撮影で使われる特殊メイクなどの模造品を紹介するコーナーと、建物や部屋などの内部を精巧に小型展示ブース内に組み立てた模型を紹介するコーナーの二本立て博物館。
シネマのコーナーでは、どうせ日本人にとって馴染みの薄いフランス映画が中心なのだろうと思ったら、誰もが知っているハリウッド作品の展示も多くて、それなりに楽しめた。エイリアンやプレデターといった怪物の等身大レプリカはなかなかの迫力(笑)。

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午後1時半に遅めのランチ。
ここリヨンは美食の街である。飛び切り上等の高級レストランもあるが、もう少しカジュアルで、なおかつリヨンの郷土料理を提供してくれるビストロに入店。こうしたお店は「ブション」と呼ばれ、軒先に認定マークがある。分かりやすく、安心だ。

せっかくなので、35ユーロの定食(ミニ・コース料理)を注文。ハーフリットルのハウスワインと食後のコーヒーを足して、55ユーロ。普段のランチより断然高いが、まあいい。たまには美味しいもん食ったれや。ここはリヨンだぜ。

うむ、料理は確かに美味しかった。
が、高級レストラン並みに一品一品が提供されるのに時間がかかり、待たされる。
とっとと早く持って来んかい、こら。
などとイライラする時点で、コイツには優雅でリッチな食事を楽しむ資格なし。

メインディッシュを平らげた時、既に午後3時。デザートは定食メニューに組み込まれているので、パスできない。
オペラの開演は午後7時なので、当初の予定では、この時間は休憩のためホテルに戻っているはずだった。

デザートとコーヒーが出て来たら、速攻で喉に流し込み、ハイお会計。
やっぱりオレには美食は似合わん。あー早くドイツに行って、ビール飲みてえ。