何度も訪れているので、市内観光名所は見尽くしている。何をして過ごすか、かなり迷った。
お昼時だったので、今回はこれらの食体験をやってみることにした。
まず訪れたのは、グラン・プラス広場のすぐ近くにあるチョコレート博物館。
博物館として展示している内容は、ほんっとつまんなくて退屈だが、唯一興味を引くことが出来るのが、「チョコレート製作のデモンストレーション見学」。
といっても原料のカカオからの製作過程は省略で、既にドロドロ状態になっているチョコを枠に入れ、種類の違うチョコで層を作り、形を整え、冷やし、出来上がり、という簡略型。係のおねえさんが複数言語で丁寧に説明しながら、チョコを作ってくれる。
出来上がった試作品をさっそくいただく。甘ぇっ!
以上(笑)。
次、ムール貝。
要するに、この日のランチ。ワイン蒸しのムール貝がバケツのような大きい容器に入れられて出てくる。
人気定番メニューなのだろう。グラン・プラス周辺のお店なら、別にベルギー料理店でなくても、イタリア料理店でもギリシャ料理店でも、どこでもメニューの中にあります。ここらへんでメシ食ってる奴ら、みんな観光客だから、需要に応じて何でもオッケーなのだろう。郷土料理のへったくれもなし。
料理はおいしい。が、バケツに入っている大量の貝をひたすら食べていると、さすがに飽きる。
ワッフル。
これもグラン・プラス周辺にたくさんのお店がある。店舗型だけでなく、ワゴンや屋台も。
種類も豊富で、何も添えられていないプレーンタイプから、フルーツやジャム、チョコ、生クリームのてんこ盛りタイプまで。どれもこれもボリュームたっぷり。
すまん、並べられてる商品を見ているだけで、胸焼け、ゲップが出そうになった。食後のデザートとしていけるだろうと思ったが、とてもお腹に入りそうもない。
ワッフル、ギブアップ。
最後にビール。
これはオイラの得意分野。任せとけって。
注意しなければならないのは、普通のカフェやレストランに入り、料理の添え物のビールを注文しても、定番銘柄の小瓶ビールしか置いていないことが多いのだ。ブリュッセル名物である美味しいビール、伝統のオリジナルビールを飲もうとしたら、そういうビールを扱っているブラッスリーに行くべし。
私はそういうブラッスリーを3店くらい知っていて、毎回通っている。
今回は、王立モネ劇場にもほど近い「ア・ラ・モール・シュビット」というお店を訪れた。
メニューにはずらっとビールの銘柄が並び、どれを頼んだらいいのか迷うほど。
ただし、こうしたオリジナルビール、結構高い。大きさにもよるが、500mlで15ユーロくらいする。2千円!マジか。国産品だろ?輸入ビールかっつうの。量産販売していないからかねえ・・。
ここまでで午後2時半。以上、ブリュッセル観光おしまい。
観光?ただ食って飲んだだけじゃんか、というツッコミも聞こえてきそうだが、なにか問題でも??