クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2019/2/28 マカオ1

突然ですが、マカオに来ています。
いや、何を隠そう私はギャンブラーでして、一攫千金を夢見て・・
 
なんて、そんなわけない。
 
昨年のちょうど今頃、香港に行った。香港芸術祭で、ウェルシュ・ナショナル・オペラの引っ越し公演による「ペレアスとメリザンド」を鑑賞した。
今年はライプツィヒ歌劇場が招聘され、タンホイザーが上演される。
これが目的、ターゲットなわけだ。
 
一人で行っても良かったが、相棒として、今年は親友のKくんを誘った。
そうしたら、一人ではまず思いつかないプランが次々と彼から出てきて、面食らった。
 
その一つが、今いるマカオの観光なわけだが、実はそれ以上のサプライズアイデアの提案が衝撃だった。
 
なんと、ビジネスクラスでの渡航である。
 
言っとくけどね、あたしゃ昨年LCCを利用して、「安っ!」とか言って喜んでいたんだぜ。だから、ビジネスと聞いた時は、驚いたさ。
ところが、香港航空のビジネスクラスは、本格的なフルフラットシートが備わり、もちろん豪華なラウンジも使用でき、それで価格は8万円と少し。
 
LCCに比べればもちろん高いが、普段の欧州フライトを考えれば、十分に安い。香港までのフライト時間はおよそ5、6時間と結構長く、快適な時間を過ごせるに越したことはない。
 
その案、乗った!
 
しかし、よくまあそんなの知ってるねえ・・。
驚きつつ、私もネットで色々と調べてみたら、香港航空のビジネスクラス、「コスパも良くて大変お得」と、かなり評判がいい。
実は、旅行業界、旅好きの間では、周知のことだったのかもしれない。
 
午後1時、香港到着。
いったん香港に入国したが、香港市内には入らず、そのままバスでマカオへ向かう。
 
この「バスでマカオに向かう」というのも、実はKくんプロデュースの一つ。
これまで香港とマカオ間の交通手段は、フェリーが一般的だったが、昨年、長年にわたる着工計画と建設工事の末に、ついに香港とマカオを橋で結ぶ陸路ルートが開通した。全長は50キロに及ぶ。世界最長の海上橋だそうである。
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ちなみに私は、そんなニュースも、橋の存在も、まったく知らんかった。
アジア、興味ないんで(笑)。
でも、やっぱり海の上の橋を渡るルートは是非とも体験したい。移動そのものが一つの観光のようなものだ。
 
現在はまだ、香港入国→路線バスで渡航港へ移動→香港出国→マカオ入国→路線バスでマカオ市内移動、と結構面倒くさいが、近い将来は香港空港から香港に入国せず、ダイレクトにマカオ行きバスに乗ってマカオに入国できるようになるらしい。そうしたら、もっと身近で便利になるだろう。
 
なんだかんだで、午後3時半マカオ到着、午後4時ホテル到着。
宿泊ホテルも、これまたKくんが見つけてきたのだが、英国風の守衛服に身を固めた警備員がドアの前に立つ、そびえるような高層高級ホテル。カジノ併設。
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やばっ、これ高くね!?
 
ところが、意外とそうでもないらしい。
高級ホテルをお手頃の値段で宿泊というのは、もちろんKくんの情報収集や検索の成果、賜物というのもあるだろうが、やっぱりカジノで相当儲かっている分、宿泊代に還元されているのかもしれない。
 
さっそく市内観光。
天気晴れ。暑い。気温は25度。朝、家を出るときは当然長袖にハーフコートだったのに。
 
夕方なので、世界遺産の旧市街、観光ルートをささっと探索。
セナド広場、聖ドミニコ教会、そして、たぶんマカオの観光ポイントで一番有名な聖ポール天主堂跡を歩く。
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ネットで評判のポルトガル料理店でディナーを堪能したら、今度はいよいよマカオのもう一つの顔、カジノへ潜入だ。
ギラギラのネオンがまぶしい。
ラスベガスさながらだが、興行収入アメリカの本場を既に抜いているらしい。おそるべし、マカオ
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覗いてみると、ディーラーが進行させていくテーブルゲームもある一方で、完全電子化のフロアもあり、そのエリアはもはや完全にゲームセンターの世界。
小額から賭けられるスロットもあるが、やはりディーラーと勝負するテーブルでのブラックジャックバカラなどは、1回の最低賭け金が3千円以上と、結構お高め。
私は以前、ラスベガスで、わずか20分であっという間に2万円を失い、ギャンブラーの資質がないことを十分に自覚。この日も、結局観客として冷やかしただけで、退散。
 
度胸ないんでね、俺(笑)