クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2017/8/11 ザルツブルク1

8月11日金曜日。お天気、雨。この日の最高気温18度。寒っ(笑)。
天気については旅行出発前から予報をチェックしていたので、戸惑いはない。観光についても、雨でも問題がない場所をリサーチ済だ。
 
天候に左右されない観光スポットと言えば、普通は博物館美術館の類になろう。だが、今回ちょっと趣向を変えてみた。岩塩坑見学ツアーだ。
 
ご存知のとおり、ザルツブルクのザルツとは塩のこと。郊外には観光として見学できる岩塩坑がいくつかある。おそらくその中でも市内から最も近いのが「Salzberg werk」。
厳密に言うと、そこはドイツ。ベルヒテスガーデンからの方が近いが、ザルツブルクからもバスで約30分で行くことが出来る。
 
このSalzberg werk、まず発音が難しい。たぶん単純に「ザルツベルク・ベルク」と言ってしまえばいいのかもしれない。日本人がヘタにbergwerkを言い分けようとするから、大抵失敗する。バス乗車の際、運転手から直接切符を買おうと行き先を告げたら、案の定運転手さんは一回で聞き取ってくれなかった。ドイツ語、難しいのう。
 
さて、ここの訪問であるが、何を隠そう初めてではない。親を連れての旅行で、レンタカーで訪れたのは、もう15年以上も前だ。
実は観光客に大変人気があるアトラクションで、前回は順番待ちで確か40分くらい待たされた。今回はオープンとほぼ同時だったので、待ち時間はゼロ。私もちゃんと学習している。
 
ツアーはとてもユニーク。参加者は全員貸し出されるつなぎの作業服に着替える。坑夫になりきるわけだ。そして、山の中にある見学コースのスタート地点までは、トンネルの中をトロッコ電車で向かっていく。
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前回訪問から15年も経って、さすがに変わったなあ、進化したなあと感じたのは、歴史や地形、作業工程などについて、音、映像、照明を駆使し、参加者の目を惹きつけるような案内になっていたことだ。外国人にはさらに音声ガイド機(日本語対応)が手渡されるので、ありがたい。
 
地下深い所に降りていく際にはスリル満点の滑り台が用意されていて、みんなキャーキャー言いながら滑り降りていく。また、真っ暗な坑内を音楽やレーザー光線で彩ったり、地底湖遊覧もあったりして、もうこれはちょっとした遊園地のような盛り沢山の楽しさだ。
子供を連れて家族で行くときっと最高。いい思い出が作れるだろう。